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    医療者パロ
    小児科医ナベセンセと看護師クラキサン

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    スギ/xf65vg

    DOODLEはりぽたぱろ/ぐれぶきぐれ
    年齢差そのまま、入学前のチハルクンと6回生終了時点のシグレが学校の外で出会う話。
    ※チハルクンの親御さんに対してあまり良い描写が無い。※設定ふんわり。※なんでもいける人向け。
    -------
    色んな隙にちまちま書いてたんですけどこのままパロ描きてぇ~~~ッて首が締まっていくの感じます。
    とある書物を求めダイアゴン横丁を訪れて早々にシグレケントは後悔した。見るからに人が多い。ついでに声変わり前であろう甲高いそれも彼方此方から聞こえる。そう言えば入学案内が届く時期だったかと思い出す。自分も声の主達と同じく期待に満ちわくわくとした感情を六年前に抱いた筈だが、とうに忘れてしまった。それでもここまで浮かれてはいなかったと思う。買ってもらったばかりの杖(流石に箱の中だが)を振り回しはしゃぐ、数十日後には後輩になっているであろう彼らを横目にシグレは歩幅を半歩分広げる。人混みの中ではこれが限界だった。

    上手くいかない日はとことん上手くいかないものだと諦めるには些か癪だ。目的の書物に出会えず本屋を求め大分奥まで来てしまったのだから。この先はあまり立ち寄りたくないが、少し進んだ先に品揃えが変に良い本屋があるのを知っている。大ベストセラーを置かない癖にマイナー著書を全巻揃えていたりする、最後の希望だった。人は、特に子供はもう見かけない。ならばと更に半歩分遠く、足を踏み出した時だった。視界の隅で明るい髪色をした少年が横道に入っていくのを捉えた。先程まで見かけないと思っていた存在であることも、その道の先が子供には早く、危険な世界と知っているから意識が向いたのだとシグレは瞬時に理解した。その先はノクターン横丁だ。
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