ほんとは画像の備考欄…?みたいな所に載せようと思ったら入り切らなかったのでポイピグに置いときます。
-------------キリトリセン--------------
パ ァ ン …
近くで破裂音がした。
何かがバートレットの頬を掠めた様な気がした。
脳の処理が追いつかず立ち尽くしていると、何かが、いや、誰かが倒れる音がした。
ハッとして振り返るとそこには赤い液体を流して倒れている博士がいた。
「博士」
名前を読んでも何故か博士は答えない。目を開けもしない。
「はか…せ…!」
バートレットにはこの赤い液体も博士が答えないことも分からなかった。
いや、分かりたくなかった。
これが人間でいう血なことも、段々冷えていく体も、全部信じたくなかった。
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