《てるてる坊主》
寺院運営の救護院視察の際に
保護している子供達から贈られたもの。
子らの気遣いを無碍にしないために
謁見の間に吊るし飾っていたが、
間もなくてるてる坊主とは本来、
雨がやんで晴天が訪れたら目鼻を描き入れ
川に流すものであることが知れた。
しかし子らの気持ちを思うと
川に流すのは偲びなく。
教祖は梅雨が明けたらそれを
そっと小抽斗の中に仕舞い込んだ。

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