【紅 ―べに―】
今もその名を呼ぶ者が多い
一番親しまれている区別名。
教祖がここに極楽教を開いた当時
周りには当寺院教祖を含め四人の童磨がいた。
それぞれが白、桃、黒、名を冠し
桃が当寺院教祖に「紅」の名を授けた。
しかし今や ここに残っているのは
紅だけとなってしまった。
【光暈 ―こううん―】
同じ音を持つ言葉は同じ意味を持ち
それと同じ現象を呼ぶ。
『幸運』(こううん)の音になぞらえて。
呼ぶ者と呼ばれる者に幸あれ。
長き付き合いの白髮の麗しき君より。
【虹蓮 ―こうれん―】
虹と蓮という この教祖を象徴する
漢字二文字を連ねた名前。
教祖のお気に入りである
赤目に白髪の可憐な少女よりの頂き物。
【菊妖石 ―きくようせき―】
「菊石」とも呼ばれる。
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