ゲーくんの情報整理まとめver0.2(ソース未確認部分あり)▶ 時系列の整理
・ソロモンが全能の指輪を得る。
・人理補正式が作られる。ゲーティアとは後付けの名前であり、この時点では名を持たない。<終局特異点第11節の発言より推察>
・ソロモンが全てを手放して死ぬ。
・ゲーティアがソロモンの遺体を使い活動開始。(歴史上のどのタイミングかは不明)
・人理焼却のオーダーを魔術師の遺伝子へ「呪い」として刻む。(詳細不明。ソロモンが魔術師にもたらしたグランドオーダーへ不正に仕込まれたと思われる。)<魔神柱の呪いソース:終局特異点第1節>
・結界・時間神殿を展開、そこに潜む。
・各時代で魔神が覚醒。
・最後の担当であるレフ・ライノール・フラウロス覚醒。(本人曰く2015年のこと<終局特異点第1節>)
・カルデアが計画していた「ファースト・オーダー」がフラウロスにより妨害される。カルデアという組織の機能が低下。
・7つの特異点が発生、人理焼却が成される。
カルデアへの妨害が完了したと判断された後に人理焼却が行われたものと考えられる。
ただし、カルデアは「人理における分岐点」としてではなく「人理焼却における障害」として攻撃されたものと予想される。(ただし、人理のターニングポイントで無いとは言い切れない。)
人理焼却を行う範囲は2016年までであるが、最後の魔神が起点としたのはファースト・オーダーの決行日。白紙化計画へのカウンターはこのタイミングでしか行えなかったのだろう。
▶ 人理焼却の手順
・人理の様々な段階、あらゆる時代に「魔神柱」が投錨される。これにより「地球の自転を止める」とゲーティアは語っている。<第四特異点第13節>
・7つの時代に特異点を発生させる。すべての特異点に聖杯が存在するが、聖杯が直接送り込まれたのは第七特異点(ゲーティアが活動開始する前の時代)のみである。
・特異点によって人理が脆弱化する。
・人理焼却を実行。焼却により得られたエネルギーは回収され光帯が形作られる。
・人理焼却が行われたことで、カルデアスの写す100年後の未来が赤く染まる。
・2016年の終わりに人理焼却が確定する状態に。(これがゲーティアの行動に関わらず確定するものかは不明)
人理焼却の確定時期に関しては次の項目で触れる。
▶ ゲーティアの目的
ゲーティアの計画は3つの段階に分かれている。
第1段階は「人理の焼却によるエネルギー回収」、第2段階は「回収したエネルギーによる時間跳躍」、第3段階は「時間跳躍した先で地球の誕生に割り込み”星を作り変える”」となっている。
物語上で人理修復が行われている期間は、ゲーティアにとって「時間跳躍のための準備期間」となっている。※
ゲーティアの最終目標は第3段階の「星に成り代わる(新たな天体になる)」ことである。(星の誕生の瞬間がどういったものなのかは、奏章3にて触れられている。)
新たな天体になろうとする目的、理由は「人間の不完全性の克服」「この星において最高にして唯一の存在になること、またその証明」「人間に仕えるという目的の再設定」「”あらゆるものは消滅する”という結末の克服」など。<書籍版マテリアルⅣ>
※この準備期間について、あくまで考察の域を出ないが、ゲーティアは「持てる時間全てを使って時間跳躍の計算を行おうとしていた」のではないだろうか。先に「人理焼却の確定タイミング」があり、そこをゲーティアはタイムリミットに定めた、そう私は予想している。
理由についてだが、魔術において、人間の定めた「日付が変わる瞬間」が「世界が曖昧な瞬間」として機能している描写が別作品に存在する。同様に、人間の定めた「年が変わる瞬間、暦の境界」にもなんらかの力、現象が引き起こされると考えた。
しかし、FGOの年表を見た人であれば「終局特異点が始まる前に一度”年を越している”」ことを知っているかもしれない。ところが、第一部が2016年末に完結するまでFGOは「2つの延期」を行っている。1つ目は「リリースの延期」、FGOは2015年1月にリリース予定であったが、7月へと延期された。2つ目は「実装の延期」、リリースから丸一年となる2016年7月完結の予定であったが、終章・終局特異点の実装は年末まで延期された。2015年という年を強調する物語が「一年の始まり」に始まる予定であったことから、暦の境界に意味をもたせた物語であろう……という予想のもと、上記の考察を行っている。
▶ 「人理補正式」「人理焼却式」について
ソロモンが作り出した「正しい道理を、効率的に進めるシステム」。
また、ソロモンの分身であり、「魔術師の基盤として作られた最初の使い魔」。
そして「召喚式」である。<終局特異点第11節>
魔神たちは「人間活動の歪みとして生まれ、名称と能力を獲得したもの」、ゲーティアという存在は「それらを束ねたもの(群体)」。
魔神以外に「統括局」という人格が存在し、これが「魔術王ソロモン」として行動している。
使い魔という形になったからか、彼らは人間に使役されなければ存在できない。「人間に仕えるという目的の再設定」が目的に含まれているのはこれが理由と考えられる。<書籍版マテリアルⅣ>
▶ 「ゲーティア」の精神構造
集合体であるがゆえにその性格・性質は72に及ぶ。余人と対話する際には、相手に似た性質の「魔神柱」が表面に現れる。故に「鏡のような性質」と評された。
「統括局」の人格が魔神柱に合わせて切り替わるのか、魔神柱そのものが対話するのかは不明。
魔神柱たちにおそらく優劣や優先順位は存在しない。
奈須きのこのブログ『竹箒日記』にて、フラウロスは「最後まで認めず、諦めなかったもの」であり、「ただ一柱、マシュに感情移入していた」ことが示唆されている。<2016/12/26の竹箒日記>
しかし、バアルの「宝具で英霊たちを焼き払うべき」という提言は却下されているため、魔神の抱いたすべての意思が採用、反映されるわけではない様子。フラウロスは「早い段階で感情を獲得していた」ようなので、感情は影響度が大きい可能性がある。
統括局の出力内容がどのように決まるか、明確な記述はない。
「ソロモン王がベースなので(恐ろしいが)理知的な性格」という記述があるが、こちらは召喚式として成立した際にソロモンの人格が影響を与えたか、肉体がソロモンであるがゆえにその影響下にあるのか、そういった「意識外の影響」ではないかと思われる。(魔神柱が相手に合わせて表面に現れる性質とともに語られているため、そういった文脈として捉えた。)
書籍版マテリアルには「完全(独立)主義者」「残任、悪辣、暴虐が具現化したような人物」「人理を排斥するために呼吸する、人理を冒涜する魔神王」――「そう自らを統合・設定したもの」と記述されている。<書籍版マテリアルⅣ>
こちらはおそらく「魔術王ソロモン」を騙るために人格の外殻を定めたものと考えられる。ゲーティアがソロモンを罵った際のワードと上の記述に重なる部分があるため「魔神たちから見たソロモン」が元となっている可能性がある。
第四特異点にて「人類を燃やすことは楽しい」といった趣旨の発言をしているが、書籍版マテリアルによると「本当は真逆。とにかくつまらない。人間の死に様とか無価値過ぎてみたくない。」とのこと。
▶ 「人王」の存在
本人曰く「もはや七十二柱の魔神ではない。その残滓、最後に残った“結果”のようなもの」。<終局特異点・第14節>
ゲーティアは「ソロモン王では到達できなかった全能者」「”本来であれば“人を統べる王として十分な資格がある」が、全能故に人を理解できず、不死故に答えにはたどり着けない。それが理由で「人の王」にはなり得なかった。
しかし全能を失い、不死ではなくなったことで「人王」へと到達した。
「人としてごく当然の喜怒哀楽を持ち、悟りに至った状態」であり、戦う理由は作中にもある通り「ここまでやってきた者として、最後の意地」である。<書籍版マテリアルⅣ>
おそらくは「統括局としての活動で生み出され、成長した”精神”」である。TYPE-MOONでは「肉体」「魂」「精神」を人間を構成する三要素としている。そして精神は「経験によって作られるもの」と定義されている。(「精神」とする根拠にエクステラのマテリアルがあるが、普遍的な事象に対する説明ではないため、説得力が落ちるところがある。)
この状態での寿命については「五分」と書籍版マテリアルに書かれている。