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    私が好きな記憶喪失忘羨の話。攻めが記憶喪失になって受けをたくさん泣かせたら、責めにも同じ思いをして欲しいタイプの腐女子なのでこうなってしまいました。
    小説が書ける能力が欲しかった~~

    私が好きな記憶喪失忘羨の話私も記憶喪失系のお話大好きだからさ、常々考えてるんだけど、藍湛が邪祟の影響を受けるとしたら絶対魏嬰を庇ってだと思うのね。門弟も連れて一緒に夜狩に出て、門弟が目を離した隙に藍湛が影響を受けてしまって、「おい!大丈夫か!?」って心配する魏嬰の手を思い切り振り払う。「君は誰だ?なぜ姑蘇藍氏とともに行動している?」って声をかけて、一瞬で状況を把握した魏嬰はかなりの衝撃を受けながらも「突然失礼した。先ほど姑蘇藍氏の御一行をお見かけし、何か勉強になることがあるかもしれないとご一緒させてもらっていた」的なその場しのぎの文句で受け答えをする。「魏無羨、という名に聞き覚えはないか」など少しの希望を持って自分の痕跡を探すもなにも出てこなくて魏嬰はいよいよ焦る。近くにいた思追・景儀は混乱しつつも何かが起きてしまったという状況だけは把握して「どうされたんですか?」恐る恐る聞くと、「どうやら藍湛の中から俺がいなくなってしまったようだ」と悲しそうに言う魏嬰。
    思追が機転を利かせて、「含光君が見ていらっしゃらない間にとてもたくさん助けていただいて、お礼がしたいので雲深不知処までお招きしたい」とかでとりあえず一緒の家には帰れるけど……客人として雲深不知処で過ごす中、原因を曦臣と探って関る限りのことをして藍湛の記憶を取り戻そうと日夜寝ずに走り回って周りの人に心配されるほど。



    何回も記憶を取り戻してないか挑戦するけどその度にひどく蔑まれたような扱いを受けて、悲しくて悲しくしょうがない魏嬰はとりあえず気の向くままに放浪しようと家を出て蓮花塢に寄ってみたり金鱗台に寄ってみたり。時には江澄に励まされもう一回雲深不知処に帰って話してみようって前向きになるけど、やっぱり座学の時よりも冷たい藍湛しかいなくてそろそろ限界に達してくる魏嬰。明らかに外に出たらヤバイ状態でふらふら~と雲深不知処を出ようとして、「どこに行くのかい?」って曦臣他思追景儀に止められるんだけど、振り向きはせず、泣きながら「今までお世話になりました」的なご挨拶をして出ていこうとするもんだから3人は全力で止めようとするんだけど「邪魔するな!!」って思い切り振り払って結局どこかに行ってしまう。「帰ってきてくれますよね!?」って泣きながら叫ぶ思追に何も答えず、だいぶ距離が空いたところで、「帰る場所なんてなくなっちゃったじゃないか」ってひとりごちる。

    その後しばらく見つからなくて、夷陵老祖失踪の報せが仙門にも知れ渡った頃、夷陵で死にそうになっているのを江澄が見つけてとりあえず蓮花塢に連れて帰る。
    何をしても上の空で、本当にこのまま死んでしまうんじゃないかと江澄は焦って無理やりご飯を食べさせるんだけど汁物を少し体に入れられる程度。
    「お前本当にこのまま死ぬつもりか?」って江澄に言われても何も答えないし答える元気もないんだけどちょっとだけ藍湛のことを思い出してみたら、涙が止まらなくて、もしここで俺が死んだら、藍湛は悲しんでくれるのかなあなんて考えているうちに、そんな顔は見たくないなあという気持ちになってきて、でもこのままだと自分は本当に寂しくて死んでしまいそうだから、自分も藍湛の記憶を封印しようと考えつく。いつか探しに来てくれたとき、二人にはわかる思い出で封印が解けるように。手遅れになって、藍湛がひとり悲しまないように。
    一応江澄に相談して、「じゃ、そういうことだから。明日の朝にはここを出るな。」って本当に記憶を封印してしまう。

    藍湛の記憶が封印された魏嬰は「含光君」という自分とは住む世界がちがう人がいることは把握しているものの、道呂だったことなんかはすっかり忘れて、自由気ままに市井の人々の手助けをしつつ暮らしていた。
    何年かたった後、ある田舎の街に居着いた魏嬰をなんやかんやあって記憶を取り戻した藍湛が見つける。「やっと見つけた……!」と喜んだのも束の間、その目には女の人の隣に立ち、赤子をあやす魏嬰の姿が映る。
    「お~よしよし。元気だな~」
    ※ちなみにもちろん蓮花塢にも探しに行って、江澄にもあってるけど、記憶を封印していることは話してない。魏嬰過激派だから。

    ~~ここから第二部・魏嬰記憶喪失編~~

    「……う、魏嬰。」
    「含光君?含光君ともあろうお方がこんな田舎に何用で?」
    藍湛は魏嬰に自分の記憶が無いようだと気づくと、とても言葉にできないような悲しくて辛い気持ちになって、あの時自分も魏嬰に同じような思いをさせていた事、ましてや手を振り払い嫌悪感を隠しもせず接してしまった事にとても辛い気持ちになってしまう。記憶がなくても魏嬰は人当たりが良いことにも凹んでしまう。
    「魏嬰……その子は」
    「あ~!かわいいだろ!俺の子なんだ!」
    ショックで立ち直れなくなるような言葉が聞こえてきて、顔面蒼白になる藍湛。そこにケラケラと高い声が響き、「も~何言ってるの魏さん!ふざけるのも大概にしてくださいな。えっと……公子様?この子の父親は今少し離れたところにある畑に行ってるんですよ。魏さんはご冗談がお好きでよくこうして人をからかってしまうんです。お気になさらない方が良いですよ」
    「ちぇ~なんだよ、すぐにねたばらしかぁ?ま、そういうことだ含光君。それで?何しにこんなところまで?まさか近くで邪祟でも出たのか?」
    「いや、その、視察、に……」
    とかなんとかごまかして、なんとか事態を把握しようと努めるものの、明らかに様子がおかしくて、具合悪いのか?って覗き込んで心配してくれる魏嬰に泣きそうになってしまって、さらに心配されてしまう。とりあえず少し休め!って魏嬰が暮らしているという家に案内される。
    「狭いし汚いぞ~?含光君をこんなところに入れたなんて知られたら、姑蘇藍氏に罰せられるかもな。まあ、少し休んだらすぐに行きなよ、こんなきたないところにいつまでもいたってしょうがないだろ」ってお茶を渡してくれる魏嬰にいきなり「姑蘇へ帰ろう」なんて言ってしまって、魏嬰には訝しく思われてしまう。
    「なんだ本当に罰するのか?それともなんだ?もしかしてここまで来たのは鬼道を使う俺を、捕まえて罰するためなのか?悪いがそれはごめんだ。姑蘇藍氏に何の権利があるんだ。確かに時々鬼道を使っているが、何か問題が起きたか?昔のようなことが起きたか?俺は静かに暮らしたいだけなんだ。連れて行くというなら、俺は全力で抵抗させてもらう。」とまくし立てられてしまってそうではないことを伝えられずにいると、「はっ。否定しないのか。それなら悪いが今すぐにこの村から出て行ってくれ。俺も今からやることがあるんだ。こんな遠くまでご苦労さん。魏無羨はいなかったと報告……嘘は付けないんだったな。まあ俺のことに関してはなんとかごまかしてくれ。それじゃ、長旅ご苦労だったな。」そう言って家を出ていってしまう。
    目線で行先をおうと、先ほどの赤子を抱えた母親のところに向かったようだ。

    近頃村では大事な村の生産品である糸の原料の畑が荒らされるという被害が出ていた。子供の父親もその原因を突き止めるため休日を返上して調査をしていたのだ。
    糸が作れないと村の交易が途絶え、生活に関わるため、魏嬰も協力して、対策しようと話に行くところだったのだ。

    魏嬰がとりあえずの解決策を考え村の人間何人かと話を終え家に戻ってくるとまだ藍湛がいて明らかに機嫌が悪くなる魏嬰。
    「まだいたのか?帰ってくれといったよな?
    「一緒に帰ってくれるまでここから離れるつもりはない。君を説得する。」
    「はあ?あの言葉数少ないと有名なかの含光君が説得?出来るもんならやってもらいたいね。この村に居るのは勝手だが、少なくともこのうちにいられるのは気分が良くない。ひとまず別をあたってくれ。」
    そう言って無理やり追い出され、別の村人に厄介になることになった藍湛。
    そこで魏嬰についていろんなことを聞く。
    突然やってきたが、とても良い青年であること。
    困ったことがあればすぐに解決してくれる。
    子供の面倒みも良い。頭も良く、交易で誤魔化されることもなくなった。おかげで村はよくなるばかり。ただ……
    「ただ?」
    「寝付きはあまり良くないみたいだ。あまり寝ることが好きではないと言っていた。どうしても夜に相談があって魏さんを訪ねた人は、ひどくうなされていたと言っていたし……」
    「しかもあの人毎日寝てるわけじゃないみたいなのよ。しばらく出てこないと思ったらずっと何かの研究?に没頭して、そのまま気絶して、何日か意識を失って起きる、みたいな生活してる時もあるみたいで、頼りになるけど心配なのよね。」



    こんなギリギリの状態の中、畑の邪祟の力が大きくなって戦わなくてはいけないということになり、魏嬰ともちろんまだいた藍湛で退治することになるんだけどなにせ魏嬰は寝不足、空腹などギリギリの状態で、戦ってる最中も結構フラフラしていて、気が気でない藍湛。無意識に魏嬰に気を取られて一瞬の隙ができたところに敵の攻撃が入って、それを魏嬰が庇って怪我をしてしまう。
    藍湛を怒らせた邪祟はそのまま藍湛に退治されて、急いで魏嬰を連れて帰り、膝枕して、忘羨を歌っていたら、魏嬰の封印が解けて、「寂しかった」って泣きながら縋られるものだから藍湛ひたすら謝り続ける。その言葉は不要と決めたけどこれは謝らずにはいられなかった。

    無事雲深不知処に帰りましたとさ。


    ※もちろん忘羨聴かせるのは来てすぐやったけど効果なくて、今回のように、一緒に戦って、傷ついて、膝枕して、忘羨がファクターだったよって言うこと。蘇って藍湛と道呂になった魏嬰にとってとりくげんぶは思い入れのある出来事という設定


    っていうのを素敵な小説にできる能力が欲しかったな~~~~~





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    DOODLE私が好きな記憶喪失忘羨の話。攻めが記憶喪失になって受けをたくさん泣かせたら、責めにも同じ思いをして欲しいタイプの腐女子なのでこうなってしまいました。
    小説が書ける能力が欲しかった~~
    私が好きな記憶喪失忘羨の話私も記憶喪失系のお話大好きだからさ、常々考えてるんだけど、藍湛が邪祟の影響を受けるとしたら絶対魏嬰を庇ってだと思うのね。門弟も連れて一緒に夜狩に出て、門弟が目を離した隙に藍湛が影響を受けてしまって、「おい!大丈夫か!?」って心配する魏嬰の手を思い切り振り払う。「君は誰だ?なぜ姑蘇藍氏とともに行動している?」って声をかけて、一瞬で状況を把握した魏嬰はかなりの衝撃を受けながらも「突然失礼した。先ほど姑蘇藍氏の御一行をお見かけし、何か勉強になることがあるかもしれないとご一緒させてもらっていた」的なその場しのぎの文句で受け答えをする。「魏無羨、という名に聞き覚えはないか」など少しの希望を持って自分の痕跡を探すもなにも出てこなくて魏嬰はいよいよ焦る。近くにいた思追・景儀は混乱しつつも何かが起きてしまったという状況だけは把握して「どうされたんですか?」恐る恐る聞くと、「どうやら藍湛の中から俺がいなくなってしまったようだ」と悲しそうに言う魏嬰。
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