親友から連絡をもらって、急いで病院に駆けつけた。
ずっと探していた人物が見つかった。その人がこのドアの先にいる。私は目の前のドアを開けた。
ベッドの隣に親友が座っていたが、私はベッドに座っている人物しか目に入らなかった。
「い…生きてる…!」
今までどこ行ってたんですか!とかいきなり行方不明になるな!とか何してやがったんですか!とか、お前を探すために大牙は、スターレスで働き出したんだ!とか言いたいことは、たくさんあったけど、ネコメ先輩の顔を見たら、そんなセリフ達はふっとんだ。
やっと会えた嬉しさ、と無事…ではないが(鯨の骨の下敷きになったらしい)、生きてて良かったという思いの方が強くて、泣きながら、ベッドに座っている彼に抱きついた。
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