と言う事で、最初は本の最後に載せようと思ったのですが本文の書き上がり自体が締め切りの間際過ぎてそう言う事をする時間的な余裕が一切作れず、結局本のほうは最低限の連絡先しか載っていない令和(?)のシンプル同人誌になった為、ならばペーパーに入れるか…と思ったけれど今度は話の長いオタク過ぎてページ数が横書き4枚分とかになってしまい、縦書きの小説の後に横書き4枚は読みにくいからダメだ!!となり…結局ここへ置く事となりました…。
そのような無計画に次ぐ無計画の結晶がこちらです…。
本当にどうでも良い事をふにゃふにゃ書いているだけなので、結果的にはここで良かったのかも知れません。
あと、ついでなのでペーパーで書いた分の小説の後書きも置いてあります。
■はじまりの閃光
尾鶴の出会いに関しては大きくわけて尾形の幼少期から中尉が接触したりそのまま引き取ったりしていた説と、裏で中尉の誘導があったにせよなかったにせよ尾形が勝手にすくすく育って普通に入隊してきた説があると思うのですが(※個人の意見です)、これは後者の世界線の話です。もちろん今回は書かなかっただけで、前者の世界線もそれ以外の世界線もめちゃくちゃ良いと思っています!だって尾鶴って何でも最高ですからね!!
自分の中で尾鶴と言うとどうしても『顔が見えない体勢だと尾形が嫌がりそう』の偏見があるのですが、親密度の低いところからのスタートなら後ろからとかでもまあおかしくはない…はず…?
なお、尾形を狙う謎のモブ上官は8割ぐらいが中尉が尾形をおびき寄せるための非実在モブであり、実在する2割も中尉に体よく頂かれて終わるので、この先もモブ尾は一生成立しない事になっている(書いている人間にとっての)安心仕様ですヤッター!
■あなたからは見えないもの
中尉には、尾形の生い立ちなどを体よく利用はするものの、それはそれとして尾形の事を一人の人間として見て、可愛がっていて欲しいと言う己の願望と幻覚の煮込みうどんの話です。お恥ずかしいですね。
尾形のほうはとっくに本気だけど中尉のほうはまだ親心が勝っている段階(でも身体の関係はめちゃくちゃある)であり、その辺りの齟齬と油断から「息子気分で可愛がってた猫ちゃんから気付いたらがっつり肉体を躾られてしまった…」な未来が確定している…と言う、我ながら倫理観が終わっている癖の状態ですヤッター!
■盲愛の供物(pixiv再録)
何の罪もない鯉登氏をだしにしてひたすら尾形が得をするいちゃいちゃの尾鶴…と言うものすごく怒られそうな話なので、書いている間から書いて暫く経った今でもずっと怯えているのですが、大変幸運な事に今のところはまだ怒られていないので本にする機会に乗じて一緒に入れてみました。
深淵を覗くものは深淵からも理論と言うか、尾形が中尉の視線を欲するのと同様に中尉のほうも実は尾形の執着どろどろの激重熱視線が結構好きなんじゃないかな…好きだったら良いな…いや絶対好きでしょ??と言う幻覚と願望です。
■猫の眼以外は届かない
どう考えても自分がとてもとても大好きな作家様からの影響な気がするのでそれを根底に流すのはあまり良くないと思うのですが、尾形は人間の美醜をあまり気にしていなさそう…と言う解釈があるので、なら中尉の顔が欠けた時も気にせず普通に顔を見つめまくるかも知れないし、中尉のほうも自分の容姿の価値を表面だけに置いていないならば、変に気遣われたり嘆かれたり腫れ物扱いされるよりは無神経なぐらいガン見されるほうが気楽かも知れないよな~的な何かです。
あと尾形に中尉のお見舞いをして欲しい願望。
■偽光と亡霊
何の罪もない勇作さんをだしにしてひたすら尾形が得をし続けるいちゃいちゃの尾鶴と言う、あまりにも倫理観や良心の概念が終わっている話過ぎて怒られそうで本当に申し訳ないのですが、何卒許して欲しいし許されたいです…。
尾形が歩んだ欠けた人間としての生き方を照らし続けていたのは中尉であり、それがたとえ二人以外の視点から見たら破滅にしか続かない偽物の光だとしても、尾形と中尉には純粋な光だった、はず!そう言う感じでお願いします!!
尾形の無意識下の罪悪感へ気付くぐらいの聡さはあれども、中尉も中尉でまともなヨシペロの仕方を知らない(忘れた)から、結果的には身体でたらし込む形になってしまった的な…お互い根幹が欠けているからこそ尾鶴って業深で良いよね…みたいな…単に尾形からべしゃべしゃにされる中尉が見た~い!!と言うおしまいの劣情も…まあ…否定はしません…。
少尉IFルートに入って精神的な余裕が生まれるまでの尾形には「俺を見ろ!!」しかなくて「私もあなたを見ますから」がないと思っているので平気で中尉の地雷も踏みそうだし、その決定的な不理解がある上で、それでもそれすら乗り越えてハッピー両想いな尾鶴になって欲しいと思っています。
あと、本当に己の良心が悲鳴を上げているので己の罪悪感の為に弁明しておくのですが、私は勇作さんが大好きです。
■極彩色の舞台で踊る(pixiv再録)
一年以上前に初めて書いた尾鶴でした。が、言っている事は今と全く変わっていないし何なら今のほうが悪化しているような気もします…不思議ですね。
これももう一つの話も、じっくり見返したら恥ずかしくなってしまうのと残り作業時間と言う残酷な概念によってほぼ何も触らずの再録となったのですが、他の話との兼ね合いで尾形の棒鱈(暗喩)についての言い方だけは直しています…世界一しょうもない修正な気がする。
あと、あのぐらいの時代の時間の概念についてが今一つわからなくて最初は『一刻』とかで書いていたのですが、原作で『一時間』とか出てきたならそちらに合わせて良いのかなと思ってそこも直しました。ふんわり時代考証で生きています。
色々もちゃもちゃ言っていますが、結局のところは『中尉には尾形を(性的に)ヨシペロして欲しい!』の気持ちが全ての話です。
■追想は凍てず
エゾシカのお腹の中で暖を取る尾形と言う状況には何か後ろ暗いもよもよを感じるので、そう言う感じの話です(?)
エゾシカのお腹で夜を過ごす時もそうだし土方一派と再合流してから追い出された後もそうだし、そもそもの中尉との出会いとかもそうですが、尾形ってあれだけ初期から居る、メインに近い存在なのにも関わらず描かれていない時間や部分がとても多いので、そこについて考え出すと無限に時が消えていく気がします。
とりあえず、尾形には中尉とのわくわく少尉IFハッピーライフプランをずっと練り続けていて欲しい。
■この先は二人きり
少尉IFルートの尾鶴ならどれだけいちゃいちゃしていても合法なんです!!そう世界の声を聞いたんです!!!信じて下さい!!!
そしてこれはハッピー両想い世界線の尾鶴なので、中尉は尾形に操も立ててあげています!!そう言う世界線なので受け入れて下さい!!!
一度言葉でも言った事があるのですが、坊主時代の尾形と散々肉体関係のあった中尉が、造反~逃亡~再会を経て髪の伸びた尾形とそう言う状況になって、自分の上に尾形の髪が落ちてくる感触を面白がっていたらめちゃくちゃ良いな…と言う幻覚を抱いているので、その浪漫?が少しでも伝わったならば幸いです。
また、私には己の癖なんだか業なんだかとして『原作で退場していない人を退場させられない』と言うものがあるため、他の人達の生死については精一杯のふわっとした表現で逃げましたが、その辺りがどうなっているかはお好きなように取って頂ければと思います…私は私の為に己の解釈をぼこぼこにして土へ埋めました。
時間に余裕さえあれば、最後の部分は漫画で描きたかった気持ちも少しあります。
■いつかには埋もれる日々の一つ
上で言った事と秒速で矛盾していますが、話の流れとして何故か奥田閣下が退場してしまった事になって自分でも限界まで首を捻っています。
多分…中尉生存の可能性へ一番気付いてしまいそうな立ち位置の方だから、出世の道を敷いて貰った後は速やかにご退場頂いた感じの世界線…??自分でも脳内設定がふわふわ過ぎて酷い。
主題としては、結構前にTwitterでぶつぶつ言った気がする『尾形の髭ってドスケベ髭だな~~!』と言う幻覚の話。
同一視している訳ではないのですが、実写のヴィジュアルを見てからますますそう言う気持ちは強化された気がします。強化?悪化??
少尉IFルートなので過去の中尉のキョロよそには少しだけ余裕を持ててきた状態の尾形と言う幻想と、中尉にはずっとギラギラしていて欲しい気持ちもあるけどそれと同じぐらい平和に生きて欲しい気持ちもある願望。
あと……印刷屋さんへの入稿が終わった後にデータを開いたら1ヵ所直し忘れを見付けてしまって大変絶望しています…気を付けて見ていたはずなのに…何故……ああ……。
■死神の幕引き
尾形を選んだ世界線の中尉には、諸々「仕方ないな」と笑いながら諦めたり受け入れたりしてずっと尾形の側に居て楽しく過ごしていって欲しい!!
それだけが私の願いです【完】
語彙力も発想力も記憶力も貧困なので恐らく百回ぐらい言っている事なのですが、中尉は誰を選んでも誰も選ばなくても生きていける人だと思うからこそ、中尉でないとダメなのだと定めて限界まで拗らせた尾形の事を可愛く思って、全部喰わせる覚悟を決めた上で尾形の事を選んで欲しいなと思っています。
それまで(尾鶴とは全く関係ない推しCPや全く関係ない推しは出来つつも)普通に読んでいたはずの原作に、304話で突然尾鶴と言う銃弾を浴びてとんでもない事になったその日からずっと、そんな事を考えているような気がします。
尾形が積み重ねてきた中尉への巨大感情と拗らせの頑張りが、最大の報酬で報われて欲しいんだよな~~~!!
■博打の話(ペーパーの小説)
少尉IFの話は全部私の幻覚なので特に時系列の想定はないのですが、多分少尉IFルート入りたてぐらいの話です。
実写の予告編を毎日20回ぐらい見ているせいで「尾形の言う『博打』って言葉…良いよな…」みたいな気持ちとなり、その結果また罪のない鯉登氏をだしにしていちゃいちゃする話が爆誕してしまいました…oh…。
尾鶴の道を歩む限りどうしても、他人にマウントを取る同担拒否過激派尾鶴以外絶許マン尾形から逃れられないこの業…!(※個人の解釈です)
私の書き方できちんと伝えられているかが非常に怪しいので弁明しておきますと、鯉登氏が本当に中尉へスーシュカを教えたかどうかについてはどちらでも良いです。どっちだとしても、中尉は自分の長谷川さん時代含めてそれを尾形には言わないと思っています。尾形の心は半畳ほどの広さもないので…(※個人の解釈です)
でもいつか少尉IFが軌道に乗って尾形の精神的な余裕が増えたら、自分の過去については教えてあげる事もあるかも知れない…と言う夢を抱いています。そんな夢を積み込んでも許されるのが少尉IFだから…!
また、尾鶴の少尉IFと言うと『中尉は自分の野望を捨てた訳ではないので、いつかは居なくなってしまう世界線』とか『中尉が少尉IF(参謀になる事)について不本意な世界線』とかのルートもあると思っていますが(※個人の解釈です)、私の書くものは全て『中尉が絶対に尾形のそばから居なくならないハッピー両想い世界線』です。細かいことは考えたら負けだ!!
■血も骨も総て(ペーパーの小説)
つい書き終わった順番でペーパーに載せてしまったけれど、時系列的に考えたらこちらが先であるべきでしたね…済みません。
話としては『偽光と亡霊』の続きですが、本の中の順番としては『極彩色の舞台で踊る』の次になります。毎回繋がりを考えずに書いているから、そう言う謎構成になってしまう…。
内容については…あまりにも己の願望と癖が入り過ぎていて非常にお恥ずかしいところです。「わあ…」と思われた部分はきっと全部私の癖か願望です!よろしくお願いします!!
とは言え「ペーパーだから良いかな…」と判断が甘くなって、ちょっと言葉や思想などが強過ぎたような気もしています。この話に限った事ではないのですが、ご不快に思われる部分がありましたら申し訳ありません。
と言うつもりで書いたあれこれでした。
あ、あと内容とは関係ないですが本の最初と最後に入っている遊び紙は、ぼんやりと印刷屋さんをどこにしようか考えている時に偶然見付けて即決したやつです。「尾鶴は絶対に運命の恋だもんな!!!」の幻覚を込めました!オタクってそう言うの大好きだから…。
なお表紙の紙のほうは別に何の意図もない、個人的な「赤い紙が好き!」と言うだけの趣味です。
私は本当に『注意書きに何を書けば良いのかわからない』と言うおしまいの人間なので色々と不安ばかりが膨らんでしまうのですが、それでも自分の中の尾鶴像(のあくまで一側面。尾鶴は全ての解釈と世界線で全部等しく最高なので!!)みたいなものは頑張って書いたつもりなので、どこか少しでもお楽しみ頂く事が出来たならとても嬉しいです。
ご清聴誠にありがとうございました!