11世陛下落書き
「寒いな」
そう言った貴方は何処か楽しそうで、きっと生きるということは、こんな小さな熱を、歓びを、分け合っていくものなのだろう、と思ったのだ。
(そしてそれも、いつかまた、終わりを知る日があるのだろう、と。赤らんだ貴方の頬に、鼻頭に、そうして霞む輪郭に、または、貴方がいつかそうであったように。すべての生がそうあるように)

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