メロクロ「クロード買い物? お兄ちゃんも一緒に行く~♪」
「何でお前がここに居るんだよ」
「ついでに新しく出来たカフェも行こ。クロードが好きそうなとこだよ」
「どうしよう会話が成立しない…」
クロードは恐怖した。
ここ最近まともに連絡をとっていなかった兄が、外出先に突然現れたのだ。
今日はどうしてもこの街でしか手に入らない物を買いに足を運んだ。誰にも行き先は告げてないしSNSでつぶやいたわけでも無い。
確かにここは赤陣営の街で、クロードの兄が所属してる勢力の街だ。だからって、こんな入り組んだ大都会でピンポイントに兄が弟の前に出現するのはどう考えてもおかしい。
なんで僕の居場所知ってるんだよこいつ。しかもなに自然に腕組んで次の行き先まで決めてるんだよ。こわ。
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