交換日記はじめました!?【1 】
「おつかれさまー、わるい、遅くなった……ってあれ、慎ひとり?」
「純哉」
Dear Dream様。
自分たちの名前が貼られた楽屋に入って、思わず純哉は首を傾げた。前の仕事が長引いて遅くなったから、もう皆とっくに揃っていると思っていたのだが、中にいるのは慎だけだった。
今日、 Dear Dreamは音楽番組で新曲を披露する。
収録まではまだ時間があるのだけれど、なるべく早めに集まるのが最近のお決まりだ。集まったところで、ただ中身のないことを喋るだけだけど。
デビューして半年以上。
それぞれ単独の仕事も増えた分、 5 人全員で会える貴重な時間をメンバーみんな大切にしているのだ。
部屋の奥で書き物をしていた慎は、くるりと椅子を純哉の向きへ回転させた。
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