氷艶2024十字星のキセキ感想私は大野拓朗さんのファンです。
ファン歴は１年半ほどの新参者です。ハマってしばらくして渡英、今後も日本と海外両方の活躍を目指していて、中々日本でお会いできる機会は減ってしまうな…。と落ち込んでいたところ、突如舞い降りた『「氷艶」出演します！！！！』のお知らせ。

アイスショー？！横浜アリーナ！？高橋大輔主演？！何が起きてるんや？！
HPのあらすじ見てみたら大野拓朗さんの役のトキオくん死んでるが？！

激重ストーリーのあらすじに、こういうのが大好物なオタクなので大興奮。アイスショーも横アリに行くのも初めて、何を見せられるのか分からないまま初日公演のチケットを取りました。

初日の天気は快晴。流石、晴れ男の大野拓朗さん。いつもビックリするぐらい晴れます…。
横アリは、大きいですね～この中に劇場何個入るんだろう？って考えながら席に着きました。

アリーナA最後列だったので、劇場一階の最後列くらいの距離なのかな？と考えて、12倍の双眼鏡と、「スケートはすごいスピードなので双眼鏡は役に立たない」という有識者の意見を聞いて、5倍の双眼鏡を持参しました。

～プロローグについて～

暗転ののち、客席に登場する大野拓朗さんと高橋大輔さん。
観客の「ｴｴｴｴ……ｯｯ！！！」というドヨメキ。
私の席から10mくらい？の位置に立っている高橋大輔さん、全然気付かなかった。驚いた。そして背中しか見えない。
だけど大丈夫、巨大なスクリーンにリアルタイムに顔が映されている！なにこれスゴい！！
テレビで千秋楽が生放送されることを知っていたので、これは大野拓朗さんを見るしかない！(多分、テレビでは高橋大輔さんが映されるだろうと思われたので)
すんごい遠くにいるけど双眼鏡のお陰でスクリーンを見なくてもしっかり表情まで確認できちゃう。持ってきて良かった双眼鏡！！
「そうだ僕のせいでカケルは…だから…」でスクリーン前にトキオくんが居て、飛び降りてしまう。
演出すげええええええええ！！！これアイスショー？！舞台じゃん！！！！！劇場じゃん！！！
私のテンションはこの時点で最高潮。チケット正直高いな～～(ミュージカルと比べています)と思っていたけど、ほんと申し訳ない。
こりゃスゴそうだぞ！！と大興奮で双眼鏡を握りしめました。

～1幕～

始まると、もう目が足りない。ほんとに目が足りない。広いスケートリンクのあちらこちらで、同時に物語が描写される。
肉眼で見れば全体が把握しやすい。５倍双眼鏡だと推しの周りだけが把握しやすい。けれど、表情まではよく見えない。
12倍双眼鏡だと大野さんの上半身しか見えない。ということは、大野さんの周りで起きていることすら把握しにくい。

私が取った結論は、５倍、12倍を要所で使い分けつつ、大野さんがリンクからはけたら、肉眼で見るのが最強！でした。(めっちゃ忙しい)

1幕で印象に残ってるのは大野さんの緊迫したお芝居と、カナダイのスケート。
スケートは初めて生で見たので、こんなに早くて、持ち上げたり回ったり…「ｳﾜｯ…(あぶない)」って驚きの声をつい上げてしまうくらいにビビりました。
美しくて、そしてこの技術を習得するまでにどれ程の年月をかけたんだろう…と考えてしまう、匠の技…。プロすごい。テレビとはまるで迫力が違う。

スケートだと表情までは見えない(私の席からは)けれど、セリフもないのに感情が伝わってくる。なるほど、これがアイスショー…。高橋大輔さんがはけると大野さんが出てきて歌ってくれる。ずっと歌う。なにこれ最高か？？

ファンになってからというもの、大野拓朗さんの主演作品はイギリスでの「pacific overtures(太平洋序曲)」のみ。私は観に行けなかったので、大野さんがこんなに歌う姿を見たのは３月にあったライブだけ…。
しかも横アリで、プロのフィギュアスケーターが踊っている中で。チケット安すぎるぅぅぅぅ！！！！！！

感動してると物語はどんどん絶望の悲劇の渦中へ。大好物です。ありがとうございます。ハッピーエンドには絶望と悲劇のスパイスがないとね。(諸説あります)
大野拓朗さんの慟哭を見て、聞いて、これにオタクは思わずニッコリ…じゃなくて涙を流しました…。
横アリでこれが見られるの、この先あるだろうか？あまりにも良いものを見た…となりました。

1幕が終わって、周りの拓友(大野拓朗さんのファンのこと)と大興奮で語り合いましたが、チケットの元取った！！だの、トキオくんってそういうこと？だの、ありがとうございます…だの、皆大喜びでした。
休憩中はスケートリンクを巨大な車？が整備してて、なんかそれも見てて面白かったです。氷溶けちゃうもんね。
そういえば、アリーナA最後列は涼しいよりちょっと寒いくらいでした。カーディガンがあって良かった。中列あたりの拓友が「ここの方が寒いよー真ん中の方はそうでもない」って言ってた。

～２幕～

２幕すごくない？1幕も絶望からのギャグハッピーのジェットコースターですごかったけど。
２幕は感動とハッピーとアクションと絶望がスゴい早さで畳み掛けてきて、息をつく暇がない。
物語が最高潮のまま、次の場面へとどんどん展開していく感じ。

２幕の一番印象に残ったところは蠍座と、ブラックホールのアクションシーン。
「奇々怪界」が使われることは事前情報で知っていたので、蠍座で流れた時キターーーって盛り上がったし、ストーリーも1幕の伏線回収、まさかの再登場する敵で、トキオくんの成長が見られるという…なんとも胸熱なシーン。しかもエリアンナさんの歌は素晴らしいし、荒川静香さんのダンスも美しくて目が離せない。
高橋大輔さんと高速スケート追い駆けっこしてるところなんか、こんなの見せてもらえるんですか？？ありがとうございます！だし、その後ろで大野拓朗さんは首になんか巻き付けられて運搬されてる。目が足りないよおおおおお！！！！！
席の位置的に大野さんの顔が見えないな…っていう時は、大体スクリーンで顔を映してもらえていたので本当に助かりました。
どこの位置からでも楽しめるようになっててスゴい。
それに、劇場じゃ普段推しの後ろ姿って見ることがない訳ですよ。見られるの最高すぎる。でも表情もみたい。それも見られる。手厚い！！！👏👏

ブラックホールのシーンは、1幕の絶望の後、ハッピーなシーンばかり見せられて、そこでまた絶望のシーンなので余計胸にくる。脚本が上手い。
自分の闇に捕らわれて、闇落ちしていくトキオ。助けにくるカケル。弾かれる手。
トキオに感情移入しまくりなので、ここが本当に絶望すぎて、苦しくて、思わず涙が溢れました。
その後カケル自身もブラックホールに吸い込まれそうになりながらも、助けに来てくれるカケル…めっちゃカッコいい！！！！好き！！！あんなにワンコみあったかわいい高橋大輔さんが、超カッコいい高橋大輔さんになって、ヒーローとして殺陣をしながらリンクを滑りまくる。
何度も言うけど、トキオに感情移入してるので、まるで私を助けに来てくれたかのように錯覚します。ありがとうございます。

見終わって…
ジェットコースター的な怒涛のストーリー展開と、私が大野拓朗さんばかり基本的に双眼鏡で追っていたため、全体のストーリーを把握は出来なかったなと感じました。それは私が悪い。でも私はすんごい楽しみました！！大野拓朗さんとスケートと音楽を！！
千秋楽の生放送があると分かっていたのでこんな極端な楽しみ方をしてしまいましたが、2度と見ることが出来ないこの日だけの演技を、私の席からしかみることが出来ない風景で見られて大満足でした！

最後にキャストがリンクを周回するので、持参した紙バナーを掲げましたが、あまりにも横アリ広すぎて、「あ、これきっと、リンクからだと見えないな…」と絶望したのですが、なんと高橋大輔さんがリンクを２周した後に気づいてくれて、大野拓朗さんにこっちを指差しながら教えていて…最後に大野拓朗さんからファンサもらえました！やったーー！！
横アリ、アリーナ最後列でファンサって…もらえるんですね…びっくりした…。

劇場でファンサなんてもらえるものではないので、こういうスケートリンクならではの文化？も面白くて、実際に横アリまで足を運んで来て良かったなと思いました。

千秋楽の生放送がテレビで見られたのもとても嬉しかったです。
ストーリーをじっくり把握できたし、ここの、この演技はこういう意味だったのか…と噛み締めて、改めて大野拓朗さんの演技はレベチだと思ったし、高橋大輔さんはスケーターなのに、歌も演技も上手すぎて、流石の主演…あんなに広いスケートリンクに立っているだけで華々しい。

大野拓朗さんと高橋大輔さんの並びが尊すぎて、４日で公演が終わってしまったなんて信じられません…。全国公演してほしい…。
日々成長する俳優陣のスケート技術や、スケーター達の演技力…。初日と千秋楽のテレビ放送を見ただけで、成長を感じたので、もっと公演が続いたなら…もっとすごい作品になってたよな～～と思わざるをえないです。

あとグッズは事後通販もよろしくお願いします！！初日に会場で全部買ったし、アクスタもコンプリートしたけど、もっと欲しい。オタクなので、グッズ大好き。どれだけあっても良いですからね、よろしくお願いします。

願わくは、大野拓朗さんが今後も氷艶シリーズに出てくれますように～！推しのスケートする姿…あまりにもカッコ良すぎました。劇場では見られない姿を見させてくれて、ありがとうございます！！