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    新聞部修という概念に萌え滾った結果

    学パロ拳修「何度も言いますけど、俺は新聞部であって情報屋じゃないんですよ!」
    「あー?似たようなもんだろ」
    「全然違います!!」
    「分かった分かった。分かったからさっさとしろ」
    「投げやり!!」
    目の前に座る男ー六車拳西ーが見せる尊大な態度に、檜佐木はため息を吐かずにはいられなかった。
    六車は荒くれ者ばかりが集まる護廷高校で、多くの不良達を束ねるリーダーの一人だ。本人の気質は短気でキレやすいものの、実は数少ない穏健派であり彼を慕う者は多い。彼の舎弟達がこの状況を見れば、カチコミに来てもおかしくないなと思いながら話を切り出す。
    「で、隣町の破面高校のヤツらについて知りたいんですっけ」
    「おう」
    「そういうのは仲間の誰かに調べさせたらいいじゃないですか」
    「お前ほど正確に情報を扱うヤツを俺は知らねぇ。だからお前を訪ねたんだ、修兵」
    そう言い切り、六車は真っ直ぐと檜佐木を見つめた。
    檜佐木修兵は護廷高校通信を編集・発行する新聞部編集長である。
    新聞は正確かつ公正でなければならず、記者個人の立場や信条に左右されてはならない。だからこそ、扱われる「情報」もまた正確かつ公正なものでなければならない、という信条のもと取材や聞き込みに行く修兵だからこそ、彼が持つ情報の価値は高い。
    「だからこそ、お前から欲しい」
    視線をそのままに六車がそう告げると、檜佐木は鋼色の瞳を揺らつかせた。
    「まったくタチが悪いです」
    「なんだ、惚れた弱みか?」
    「~~っ拳西さんのバカ!!」
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