彦星アルバーンは頭を上げ、空に浮かぶ夏の大三角を眺めた。
「ねぇ、サニー。」
「うーん？どうした？」
「彦星について、どう思ってる？」

アルバーンはふいに思いついた質問をサニーに投げかけてきたので、サニーは立ち止まって夜空を見上げた。
「星座？」

それを聞いたアルバーンは笑って、軽く首を横に振った。
「ううん、織姫と彦星のこと。
七夕伝説のそれだよ」

一般的に知られている七夕の物語というと、天帝の娘ー織女と牛飼いの牽牛は、一生懸命働いていた。しかし、結婚してから二人は毎日遊んで暮らしていて、仕事を怠るようになった。怒った天帝は、織女を牽牛から引き離し、銀河の彼方に追放していまったのだ。
悲しみにくれた織女を見かねた天帝が7月7日にだけ逢う事を許した。

牽牛星Alban抬起頭，看向天空中的夏季大三角。
「吶、Sonny」
「嗯？怎麼了嗎？」
「你覺得、牛郎怎麼樣？」

只見Alban相當唐突的丟出這個問題，
Sonny跟著停下腳步抬頭仰望天空。
「你是指牽牛星嗎？」

Alban一聽，笑了，接著輕輕地搖過頭。
「不是。我是指牛郎織女的牛郎，七夕的那個」

一般世人所知的七夕典故是：天帝的女兒——織女與飼養牛隻的牛郎(牽牛)，原本非常勤奮工作的兩人，卻在結婚後彼此共同變得怠惰懶散。
對此感到盛怒的天帝於是把兩人拆散，將織女流放到銀河的彼端。
由於憐憫悲傷的織女，便允許兩人只許在每年的7月7日才得以相見。
（*在此提及為日本民進流傳的故事版本，與華人社會所傳的故事略有差異）

Alban的右手伸向夜空張開，從拇指及食指圈起的圓圈洞口看出去，是高不可攀的織女星。