ダイユキの人間がダイユキに特化した頭で拾ったダイユキポイント兼読み直し用メモ。……だったんだけど、なんかただのダイユキメインのBG感想になってきた。燃料にしてもよしネタにしてもよし、角度を変えて別解釈の肥やしにしてもよし。お好きにどうぞ。発掘したら随時足してきます。※漫画最新話および小説、映画、特集号などの作品も手に入るものは極力読んでいます。そのため全般ネタバレ満載です。ご注意ください。
※あとごめん、多少?女性陣及び付随するイベント関連でアレな発言あるかも……みんな好きなんですが、とはいえ納得できない箇所もあり、という感じです。
・BG33話
雪が大をナンパしてます。恋に堕ちる音聞こえた?わたし聞こえた。
・BG34話で玉がナンパって言ってるからやはりナンパです。でもこの「才能ない奴はヘッタクソ」って言葉、後で跳ね返ってんのが上手い。し、コレ言う人は実は才能がない(のではないかと思っている)の気もするから辛い。ほんとに才能ある人は、そういうの考えずにひたすら進むので。
雪凄い腹立つヤツ笑。女性の扱い酷いのは、人との付き合い方を早い段階で大人の世界へ飛び込んで、歪に見てきたのもあるかな、と思う。子どもの善悪の判断って周りの大人の動きが凄く重要なので。
ソーブルーでの「組もう」は大が雪のジャズへの向き合い方を感じて、腹を決めたシーンだけど、凄くカッコ良い顔。大はカッコ良いな。
・BG35話
雪の私生活初披露。流れるように仮面を付けてくのが少し物悲しい。「生意気」➝「3年?!」→36話「なんでオレ…泣いてんだ…」「思わず感動ししちまって……」で雪がキレイに堕とされていく様が味わえます。雪の優しさが垣間見れるシーンでもあります。
「疲れてる?」って聞ける大は人の気持ちを感じ取れる良い子。コレを無意識でするから人たらしって言われるんだとも思います。
・BG36話
自分の音楽の成り立ちについて会って間もない人間に話してしまう雪のガードが甘いのか、人の心の隙間に入り込める大が凄いのか。
アオイちゃん登場です。この回と、再開の回だけなら凄く好き。小説のあれはエイトさん側からなので、石塚先生側からもちゃんと二人の歩み寄りを見たいというのが本音。
二人で帰るところの大、嬉しそうだよね。チラチラ見てるの可愛い。「言いたいことは全部言う」「ケンカ大ありで」なかなか熱烈な誓いの言葉ですね(立会人:玉)。
あとマウスピース咥える大の可愛さよ。
ちなみにスケールよく分からなくて、ピアノやってた人に説明受けた。そのスケールというのを、まず最初に猛練習するんだってね、ピアノは。成程なるほど……そりゃ、大に分からない深刻な悩みになるわ。小さい頃の反復ってほんとに後々まで効いてくるし外れるのは怖いと思う。
自分でも調べたけど、即興の作り方のアドバイスがスケール使って事前に組み立てておくっていうまさに雪そのものだったので、あれはあれで正解なのね。おかげで大の規格外さが際立った。でも人の家で決起会やるのなんか違わない?笑
・BG37話
スケールの話してますね……。
雪の「死ね」が好き。ケンカありありからの「死ね」なんだろうけど、これ実際には相当気を許した者同士でないと出ない言葉だと思う。
この辺から玉加入までの二人のバンドに対する温度差が面白い。言ってることとやってることが二人とも見事に逆転していく。
雪はああ言ってるけど、ロックのドラ厶、というかバンドと名のつくものなら、どんなジャンルもドラムとベースは大切。
ちなみにドラムが車だとしたら、道は曲になるんだそうです。ドラムが安定して走るためには良い道=良い曲が必要なんだとか。
・BG38話
「さようなら」と言われて笑ってる玉の最高カッコ良さよ!そしてここから大おとーさんと雪おかーさんが誕生します。
ゆいセンセきっつぅい。
・BG39話
めばえ先生出てきました。教え方上手だな、といつも思います。できる範囲を見極めて
、できるようになったら次を足していくのは基本。できたって達成感がないと挫けるのよ。
上野くんお疲れさまでした……辛かったね ……。あと雪の短パン初登場回です。
玉の、そこでドラムの前に座れる強さが最高、ほんと痺れる。
・BG40話
この回の見開きは良く目にするやつですね。ここの大は本当にカッコ良い。そして本質の捕え方が上手い。本能とも違って、物凄く短期間でバッと考えて、バッと掴む解が最適解、という感じ。あと、雪は優しいと評しているけれど、大の解って実は凄く厳しい解だよなと思う。
この回の雪のモノローグは、後のソーブルーゲスト出演の回想と被せるとよりやるせなさが増します。「行くんじゃねぇよ…音楽教室とか…」の雪の切ない目がさーもーさあ!
大のフォローいただきましたー!いい奴悪い奴で判断するなら、大のがよっぽど悪いというか酷い奴デスね。
・この巻のアキコさんのインタビュー、そっとミスリード挟んでいるのではと思っている。ピアノのアップのときは雪、ドラムのアップのときは玉(というか三人)、レコードは大かなって。どうとでも取れる内容なので、全部大でも全然問題ないけど。
・BG41話
川喜田さん登場〜。からの「やっぱりきっとコイツなんだ」無事に死にました。あまりにも強烈な告白。でもこの台詞のために川喜田さんでてきたなら最初から当てうゲフンゲフン。
扉絵の雪が好きです。肩ほっそ!てなる。扉絵や単行本カバーはみんな好き。切り取り方が上手い。単行本カバーはレコードジャケットをアレンジしてるってなんかで見たけど元取りしてないのでいつかやりたい。
・BG42話
扉絵かんわい〜。大肉取られたくらいで泣くなよ……玉のチュー炸裂。
楽器屋さんエピソード好きです。無音回いいよね。
・BG43話
この回かな?各人のメインカラー初出は。雪の紫+黒(モノトーン)は毎回どこの高貴なるお方のカラーリングなんだ……って思ってる。
心理学的な視点で色判断見るとわりと三人の性格を表してるので、色んな意味でベストカラーなのかもしれない。
すこし豆知識を。肺は基本、大きさはほぼ変わらないそうです。肺活量を鍛えるってのは横隔膜とか心肺機能とかそういうところで呼吸の大さや長さを鍛えることらしい。つまり大の胸筋は大変立派、ということですね。
・BG44話
おかーさん「俊二にはまだ早すぎます!」おとーさん「やってみなければ分からないだろうが!」俊「(オロオロ……)」。※夫婦ネタは今後延々しつこく引っ張られます。
ここのチラシの出来、最初笑ってたんだけど、アンタこれ初めて作れって言われたらできる?大はたぶ独学で、ジャズの宣伝するために初めて作ったんだよ、て言われてから全く笑えなくなりました。
雪のキツい評価と遠回しな寄り添い、玉のひたむきさ、受け取ってくれた望月さんの存在が救いです。
・BG45話
大の酷さと凄さ、雪の非難と結局乗ってしまう自分への憤り、玉の消沈。玉のカット殆どないのがキツい。玉おじさんが帽子を持ち上げて敬意と賞賛を表すのが好き。
・BG47話
玉……泣く。
雪の懐に入った者への弄れた愛情表現はじわじわっとくる。能面みたいなのっぺり笑顔のとき、もしかしてかなり怒ってるね?
大にごめんを言わせる雪の剣幕好き。ムギュッも好き。
大も雪もビミョーに嘘下手。バイト行くってところなんか日本語いつもと違うぞ大。あと励まし方が体育会系というか、とても男子。雪はミスの回数を冷静に告げて、それを「悪くない」と評するのは上手いなーと思う。お母さまの教え方を見てきたから心得てるのかも。
・BG48話
玉は強いし、自分の機嫌のとり方が凄いと思う。この強さは運動してたからこそとも思うし、玉本来の強さもあるよなーと。
この話の「死ねよ」が映画で採用されてる方ですね。この二人のやり取りまさにおとーさんおかーさん。もう少し言うと成長を信じる、だが突き放し甘やかさない男親的な大と、今の実力を見極めて安全のために冒険を避ける女親的な雪ですかね。役割分担的にそうなってしまったとはいえ、完全に子どもの教育で対立する夫婦の図……。
・BG48話
こっから演奏中の喧嘩に突入するんですが、これ演ってる方は必死だけど、観てる方は楽しいよね絶対。ここの演出は映画で観てみたかった。あと玉がおっぱいでっけーねーちゃんのシャツ着てる気がする。
・川喜田さんインタビューは色々想像できていいですよね。ここの、一緒にやってるのを見たいとは思わないね、と過去にやった仲間としか組みたくないね、は対になってて興味深い。勝ち負けはいい、というのは昔の仲間と勝てる方法を既に知ってるから、とも取れるし、勝ち負けではない得がたい仲間を得たからもう十分、に取れなくもない。ここに載るインタビュー毎回ミスリードある気がして、つい、ないかもしれない裏を探ってしまう。
・BG49話
川喜田さん痛恨の回。音楽って勝ち負けかなぁ、どこまで届くかじゃないんかなぁと個人的には思う。売れる、成功するのと凄い、上手いのは全く別物であるという事実のもにゃりと一緒になんだろうな……。
大おとーさんと雪おかーさんが俊二の成長を喜んでますね。そしてデートからの出勤ですかお熱いですね。
玉、良かったね……良かったね……!
・BG50話
雪の発破のかけ方、玉を理解してて良いねー。めばえ先生、格好的にパンク系?真面目でいい子。それぞれのプレゼントの選び方渡し方良いよね。
・BG51話
ここ普通に話してるとこ1個もなかった。全部ツーカー会話だった。しれっと読んでた盲点だった……。あとここでソロできない雪の悩みとか、大の愛器お手入れでてきますね。このシーン好き。
・BG52話
電車の二人。座っていいべ、ならそれ持つわ、的な会話が交わされたと思われ。ああやって時間と予算が合えば二人で出かけて色々なお店でジャズ聴いてたんだろうな。んで話すでもなく雪がタカタカしてるのじっと観てたんだろうな。好きだなーって。雪も赴くままにタカタカして、ふと思い付いたようにジャズの話して、それに楽しそうに付き合ってくれる大といて楽しかったんだろうな。あと二人ともニット着てるの可愛い。二人でじゃれてるシーンはみんな可愛い。
・BG53話
ここの大の夢が後でボディに重く響いてきますね辛い。そして大がとてもカッコいい。雪の酔い方がなかなかの絡み酒っぽくて面倒くさい可愛い感じで好き。玉が雪おかーさんをハラハラ見守ってます。大雪玉の並び可愛いよね。
・BG54話
グレープフルーツムーンの曲聴いてる時の大、上手い通り越して「ずっと聴いていたい」だったの凄い告白だなと思ってる。41話、雪の「やっぱりきっとコイツなんだ」級。多分大は雪の音に向かう姿勢や情熱や技巧とか、そういうものを包括して「好き」なんだろうけど、音=その人の人生そのものだとすれば、もう沢辺雪祈が好きで好きで仕方ないってことで。とてつもなく熱烈だ。
ここで返す「いい曲だろ」って雪の返答が微妙にズレてるのも良い。多分大は雪が弾いてるから「いぎなりいい曲」で「すぐ吹きてっちゃ」なんだろうけど、雪は「この曲が素晴らしい」から良いだろって返しになってる。このズレ、良い。モヤモヤポイント。
・BG55話
川喜田さん宅押しかけお願い回。扉で雪がなんか可愛い靴履いてるんだけど、ムートン?大おとーさんがおおらかに雪おかーさんの考えを見守っていますね。何かふざけてる風に見えるけどダイユキのアレコレって玉が間に入るとほんとに夫婦のアレコレに見えるんだよ……なんだろうあの感じ。
・BG56話
タイラーさんのキッツイ評価回。ダイユキとは違うんだけど、雪が傷心で歩くコマの演出がすっごい好きで、映画でもうまーく表現されてるのが嬉しくてすごく集中して見てる。
ちなみにこの巻(7巻)が玉インタビュー回です。イケメン!
・BG57話
雪のお宅初訪問時ナニかあった初回目。
大に悩む資格あんの?って言われてどことなく嬉しそうな、もう笑うしかないような雪の表情好きです。そして大の理不尽の上の暴言言ってる表情がが腹立つ上にカッコくて大好き。
大は表情豊かなようでパターンが決まっているから、意外と分かりにくい子で、雪は雪普段余所行きの顔をしてるからやっぱり分かりにくくて。でも二人や玉も入れた三人で話してると、その分かりにくさが崩れ気味なのが良いなと思う。
ちなみに一番微動だにしないのが玉。でも決して分かりにくくなく、三人の中では一番分かりやすいし気の使い方がとても上手い。あの子はほんとに安定してる子だよね……。
・BG58話
体調の悪いアキコさんとソロに苦しむ雪。アキコさんの優しさが滲む素晴らしい回です。
・BG59話
タイラーさんと飲みに行くところで大が雪の分まで変な牽制してるの、パッと見仲間思いに見えるけど、本当はそこまで警戒しなくていいはずなのに、やたら防御線張るの何なの、雪は君の何なの。エ、コイビトナノフーンソウオシアワセニ。
・BG60話
この回の大の怖さ厳しさがとっても好きで、ずーっと読み返してしまう。笑顔って残酷で厳しいのね、とゾワゾワします。あと苦しむ雪の美しさが回を追うごとに増すの罪作りすぎないか?
・BG61話
60話との温度差よ……大お前というやつは……乱暴にじゃれてる二人は可愛い。
玉、おかーさんにお礼言われてピンときてないの、そういうとこ……!いや、これはおとーさんおかーさんも子育てしくじってる気がするからな……。
五十貝さん後の喫茶店の並びから察するに、雪の横にサックスある気がする。見えないけど。足元には置かないと思うし。雪は大のサックス預かるの好きだよね。大がホイホイ預けるのかもしれないけど。大の前向きさと力強さはいつ読んでも凄いな、と思う。思いが炉だとすれば、彼はいつでも燃え盛っているんだろうな。だから進めるんだよな。雪も引っ張られてるのいいなと思うし、引っ張れるほどに強いのも凄い。
・BG62話
玉回!だいっすきです!いーい顔してんだ三人とも。
・BG63話
年越しのシーンで雪が電話してくるところ、あれ雪にとっては初めての年越しに電話する音楽仲間への電話だよね。何なら自分から気が置けない相手に電話するの自体初めてかもしれない。きっとドキドキしながらカウントダウンして、ちょっとだけ勿体ぶって時間置いてから、何話すかシュミレーションしてかけてると思う。
大も音楽する同い歳の仲間からの初あけましておめでとうコールに、最初は普通の友達みたいに受け答えしてるけど、切った後そういえば……ってドキドキしてると思う。お互い初体験。雪祈と書いてお前と当てる最高さよ。
・BG64話
「うちのテナーを見れば、ぜんぶ分かるんで」。
やっぱりきっとコイツなんだ、からも繋がってるんだろうな、と思うこの言葉、好きです。
でもこれはどっちかというと、ジャスの代表、広報としての意味合いの方が強いかな?と思ってる。ジャスに売られた喧嘩なので。やっぱり大の音は強烈なファーストインパクトなので。
・BG65話
怒りを玉にタカタカしてもらうの可愛いよね、映画で見たかったな。雪がむすりとしてる中、大が始終楽しそーうなのがいいよねー。ほんと怖い者知らずというか、大物感マシマシ。彼のコレは若さ故の無謀ともとれるけど、若いときしか無茶はできないから、もうどんどん強気でいけばいいと思う。
最後、雪押さえて笑う大の不気味さよ。好きだ。
・BG66話
この回と67話の大の場の制し方?回し方?めーっちゃ、カッコいい!そして雪の美しさがいよいよヤバい域にきてる。カッコよくもあるんだけと、まず美しいって表現が似合う。そして楽しけな大と心配げな雪の対比よ……ほんと夫婦……子を見守る夫婦……。
・BG67話
バスドラってカッコ良すぎるから、ここぞというときしか使わないとかなんとか聞いたことがある。楽器屋さんで試しにやってみたけど、中々重くて重厚な音出すのは中々ほねが折れそうなだな、と思った。
玉が最高に最高な回。大雪の見守り方も夫婦ですねだからなんで玉挟むとそうなんのさ……。まあ、そもそもそういう役回りで配置してるんだとは思うけどさ。
天沼さんが一番心動かされたのは玉だと思う。雪の玉の称え方……泣ける。
・BG68話
仙台回。お父さんの心配……分かる……早く大手を降って帰れるようになるといいね。
ゆいせんせー好き。ちゃんと気にかけてくれる。
・BG69話
表紙良き。大は強いなー。雪、美人だなー。なんか抜けてきてるのがふわしてて可愛くもある。
アオイちゃん出てきてかーらの、
・BG70話
三輪さん登場〜。良い子だし、大のこと分かってるし、好きです。そして好みが分かりまくり笑。
実は巻末インタビュー出てきてないのがずーっと引っかかってんだよね、こういう子って出てくるはずだし、普通。んーんんんー?
・BG71話
サービスショット(上半身裸)をふいに思い出してめちゃくちゃモヤモヤした大はいる。絶対いる。そして毎回着替えてた可能性に思い当たった。毎回セクシーイベントあったの、もしや?!
……というか演奏時は当然、普段からちょっとした事でモヤモヤして、眠れない夜とかあったに違いない。お互いに。
恋バナするときの雪の顔笑。そして大よ、それはショックでいいんだぞ……自業自得ではあるけどそれとは別問題だからね……むしろショックでないと三輪さん怒るぞ……あと全部ジャズに結び付けるな、いやいいんだけど、そういうとこだぞ。ついでに雪も。
・BG72話
ミルク談義笑。からの代打依頼の件。これ、雪が謝るの多分不思議な人には不思議なんだろうな、と思う。個人的にはジャスとして立ちたかったのに、先に立ってしまうことへの勝手な負い目と無念さと、それでもチャンスだ、立ちたいと思う自分の業と、さらに自分に当て嵌めたときに抜け駆けと思うのではないか、という先読みからくる不安かな、と思ってます。長いな。要はクソ真面目で素直で優しいってことです。
大の絶大の信頼と、玉の不安と、雪の決意と。胃がキュッとなるシーンが続くよね。
○ここからちよっと最終話くらいまで話数跨ぎ+ぶるーたすネタ。
大は態度と行動で雪の殻をバリバリ破らせたけど(タイラーさんのインタビュー良い表現してる好き)、雪は言葉と行動で大の道筋を示していたと思う。プレイスタイルやバンドへの取り組み方とか。76話「お前は考えず、何万回でも客の前で死なねえと」→79話「世界一のサックス吹きになるかもな」までの流れで泣くんだけど、これ大の覚悟も改めてガチッと決めさせてるのが雪ー!となる。踏み台にしてくどころか君が押し上げてるじゃないかー!
あと、79話の雪の台詞、なにげに世界一のジャズプレーヤーじゃないのが良い。全然負ける気ないんだなーというのが感じられる。諦めてないし、何ならソーブルー前までモヤってた別の目標に無意識下でシフトしていてもおかしくない。そういうところ込みで大は雪の音が好きなのではないかと。
まさに「You’re My Only Shinin’Star」を地でいく二人。昔のアイドルの歌の題名です。
雪は大への巨大感情ポコン、ポコン(41話、64話、75話)と入れてくるんだけど、大は肝心な所で黙るというか、感情(感覚)でモノ考えだすから(文章化されない思考)そこ!もう少し吐露して!となる。激重々なのは知ってるけど見せてくれないんですね!自分だけのものにしときたいんですね!でも実際大がその辺り語りだしたらこっちの予想遥かに超えたとこまでいきそうだから、今くらいでいいのかもしれない(ほら、BGEで泣いたし……)。
…と思ったらブルータスで「やっぱり、こいつらだ」と言ってるか。ジャスにかかる言葉とはいえ、読んだ時びっくりした。
○ここから普通に話数ごとの感想に戻ります。
・BG73話
ここの大ときたらよー……雪は、ほんっとに大と組めたの、嬉しかったんだね……
・BG74話
コレ、多分大は毎回思って吹いてたんだろうな。今このステージで最後かもしれない、だから悔いのないようにって。その域まで雪もきたんだな。
ここの、トンッと跳ね上がって叩くピアノの仕組みの演出大好き。大の幸せそうで楽しそうな笑顔よ。雪の震えと涙、ガッツポーズまでの演出の素晴らしさよ。最高ですね。
・BG75話
大、バイトから帰ったらめっちゃ臭そう。飲食店バイトは臭い凄いからなあ。目玉丸いの可愛い。
「大とやるのは、やっぱ面白ぇな」いただきましたー。そして大の変化を楽しみにする雪はほんとに大が大好きですね。そしておとなの皆さんがとても優しい。泣ける。
・BG76話
タイトル泣。曲作り好きって気づくの、最新話まで読むと長い伏線だよね……。
玉の珍しい照れ顔。雪も真顔なの照れてるんだと思われ。
毒気の抜けた雪と、大へ放った決意もしくは呪いの言葉。これも伏線かな……。
「あいつらと組んで、本当に良かった」まで言いきってからの。アレが、辛い。
キレイな演出で余計に辛い。
コレさ、あの演奏終えてからたったの2話なんだよ。2話で全部ひっくり返してくの凄くない?リアルタイムで読んでた人、マジで驚いたみたいで思わず「うそ」って口から出たって言ってた。単行本で見るとじわっと向かう先が滲みでてるんだけど、そもそも隔週刊だからそういうの分からなくて、本当にいきなりに感じたんだって。未だに引き摺ってて、映画もあのオチで凄く凄く報われたって言う言葉聞いて、ああ、そこまでか……そんなにか……と思った。そうだよね……映画やるまで、あのまんま、ほんとにあのまんまずーっとだもんね ……。
というか、そこで、切って、77話にいくのかよ鬼かそこまでリアル追求しなくても!……するか……するね……(岳も読んだよ)
・BG77話
大の目が見ようによっては窪んで見える。あと、時々奥歯をグッて噛み締めてるようにも見える。玉は明らかに焦燥が出てる。
ここの演出、映画だと分かりやすいけど、原作だと淡々としてて、こんなとこまでリアルか……と思った。人って予測不可能なことが起きると、むしろあんな感じになる気がする。なんていうか、感情が希薄になるっていうか。
事故後にテイクツーで練習するシーン、原作だとサックス取り出すシーンが映画だとピアノ撫でてる演出になってて、この差を噛み砕くのが結構大変だった。
映画だと雪が居ないことへの実感とやるせなさ、だからこそ「止まっちゃダメ」となってる。声の頑なさもその辺よく現れてると思う。
原作だと雪が居ないことを(頭では理解していても)視覚で認識したくない、いつもの自分になるために、ずっと相棒だったサックスを手にすることで「プロ」として意識が切り替えられるから「止まっちゃダメ」と言いながら手元しか(まだ)見れない。どちらもしんどいけど、原作の方がよりしんどさが増して見える。
「それが、どうした」の強がりの哀しさ。
○いきなりぶっ込んで悪いのだけど、ここでバスケに例えて「5人中2人がいなくなったような感覚」とのことなので、湘北スタメンでポジション割り振ってみた。分からない方は飛ばしてください申し訳ありません。つい考えてしまったんだ……。
大➝三井(SG)、流川(SF)
雪➝赤木(C)、宮城(PG)
玉➝桜木(PF)
もうちょいジャスが続いてたらCとPFは逆になってたかもしれないけど、あの時点だとこういうポジションのイメージ。
○以上、失礼しました。
・BG78話
タイトルがもう……ほんと……泣
原作ファンの方々がどれだけ映画に救われたのかと思うと、ただただ辛い。雪の姿と言葉と、強さと柔らかさが辛い。
・BG79話
タイトルぅ!泣怒
これが最後かもしれない、のニュアンスが大と雪で多分掛け違ってる気がする。なんとなくだけど。玉泣き出すの辛いし、大の目がさー焦燥を帯びてくのがさー!雪の優しさがさー!?
玉の言葉の強さと酷さ。大が最高にしんどい顔になってる。泣くよね、そして涙の意味が辛いよね ……。
酔うといきなり目を狙うジャズマン。そして顔も狙う。
止まるなと言われて「海外」が出る大は、やっぱりスケールが違う。大物。
BG最終話
ゆいせんせーかっこいい。またなで別れる大と玉泣。「お前の成功を知ってるぞ」「お前なら――なんでもできる」最高かよ。
あとBG最終話、「へでもねえや」と「ジャズやっか!」の差とか。あれはBG7、8話読んでないとセリフの重みが変わるから差し替えたんだと思うけど(あとは映画として完結させるため)、そこまで雪のこと重く受け止めてたのかと改めて実感するというか。もちろん大は進む意思も強さも持ってる子だし、覚悟への腹の据え方が凄まじいんだけど。
でも、おそらくサックスやってて一番最初にキツいと感じた時に、自分を鼓舞するために放った言葉と笑顔を、ココでも持ち出すのがもうね。
映画のセリフは爽やかだけど、色々考えるとやっぱり重たい。コレは背負っていく覚悟なんだろうなと思う。行く前に雪へ熱烈なコール送るわりに、なにか会ったら呼べよ、もないし、ついでに「大、行け」も聞かずに切っちゃうし。覚えていて欲しい願いはあるけれど、振り向かずに持ってだけ行くぞ、って感じ。
ただ映画としてはここでエンドなので、このまま進んだらどうなるかは未知数だから、その後を考えるならこちらの方がより重たい感情になってるかも。大きい事件は原作通り起きると仮定すれば、十分有りうる。
★映画追加。「行ってくる」いってたわ。コレ原作でもあるけど、行ってくる→ただいまを言う気があるだったわ。よし、映画も無事にプロポーズした。
雪側から見ると、事故を経て大への感情込みで腹そのものは据わったんではないかなと思ってる。「解散」と「行け」を言えるし、想いを込めて貫けば出来るということを大を見て学んだと思うので。あとプライド高いから負ける気ないし、多分。……何か立ち位置が留守を守る彼女もしくは奥さんみたいになってる?いやいや落ち着け、それはさすがに……いやいや……。
こっからSとかEとか小説も少々。まだまだざっくりです。
・BGS70話
大の痩せ我慢説を唱えておきます。もちろん本気の本気で言ってると思うけど、後のガチ泣き……(ずっと言ってる)。
・BGE1話の玉「やっぱオレ達は、音楽であれほどつながってたんだな(だから今後はお互いにつながってたいと思うならキチンと連絡とり合うことが必要なんだぞ?報連相ちゃんとしろよお前分かってんのか?)」玉パパお疲れ様です(いつの間にかパパに進化していた)……。
会おうかなという大は多分口だけ説。
実は日本出てから大は雪に連絡とってない疑惑。
・BGE16話
大周りの女性といえば噂のシェリルさんですが、この回のシェリルさんの回答、凄く良くて好きだから、65話にちょっとびっくりしたんだよね。まあそういうこともあるかなー…?でもチラホラ男性向け誌としての気配も感じなくも、なく……もごもご。
・彼女の巻末インタビューは例のごとくミスリード探しで色々思いめぐらせて楽しんでます。あえてここで出した理由とかね。
・BGE35話
雪のこと思い出す時一コマ使ってる。一コマ使ってる!しかも家族枠の前!
この話と36話は進む者の孤独に焦点あててるので、正直キツくて、そこが好き。テンション的には⤵︎⤵︎⤵︎→⤴︎って感じ。大がだんだん自分の機嫌の取り方が巧みになってる。
・BGE69話
機嫌取れるようになった大ですが、それ通り越してガチ泣きさせる雪の存在とは……。そして会って安心したらデカくなる大の音よ。
ジョーとアントニオもそれぞれいいよね。この回は。
この回のせい?おかげ?で、改めて読み直したら印象変わるシーン多くて……何度も読み直してその度にダイユキシーン増えてくの凄いよほんと。まだ読み切れてないシーンたくさんあるに違いないので、また読み直してます(無限ループ)。
・小説もちょっとだけ。
読むと雪の繊細さにびっくりするし、雪から大(と玉)への特大矢印を実感するんだけど、特に大に対して盲目的だし、思考の一部を委ねてるのも凄い。大が治るっていうから治るのか、そうか……。そして大がとても男らしいし、小説って形態のためか比較的よく喋る。
・というか、原作と小説行き来すると互いに見えてる姿と自己評価が違いすぎて、なんかバグる。互いに相手をとても尊いものに見ていることだけは分かった。
あと、恋バナが女子中学生みたいなのはなんなんだ。アオイちゃんとの会話に至っては恋の相談してるようにしか読めんかった……。
・原作+映画+小説でもみもみすると、はい大河恋愛物ですね分かりました!で終わりそうになるのを堪えるのが大変。
・ついでにちょっとした細かい計算したので載せておきます。
BG 全80話(内、雪登場32話〜80話)
BGS 全88話
BGE 全72話(内、雪登場66話〜72話)
全240話中、雪登場話は54話、BG連載終了(2016年)から再登場までのブランク7年 でした。
今ハマって良かったと色々な意味で慄いた。7年……!そりゃ原作ファン泣くわ、うん、泣く。そりゃ二次創作とかまでアタマ回らんて。
そして全体のおよそ3%ほどしか登場してない男に乱されまくるファンよ(自分含む)。