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    のりしお

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    のりしお

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    ロンサザです 短いよ
    やる気と時間があればR18パートにつながります 多分いつか書きます…多分…

    状況を整理しよう。
    サザントスさんに寝室に来るよう言われて、来たらいきなりベットに押し倒されて、……?
    「え、あの、サザントスさん?」
    「……」
    返事がない。
    「え、えっとサザントスさん……?」

    もう一度話しかけると、ようやく反応してくれた。
    「……………………なんだ」
    「あの、えっと、なにしてるんですか?」
    「見ての通りだが」
    見て分からないから聞いているんですが……。
    僕の上に覆い被さるようにして乗っかっているサザントスさんは、いつもと変わらず無表情だ。何を考えているのか全くわからない。
    「……ロンドよ」
    「はい!?」
    唐突に名前を呼ばれて思わず声が裏返ってしまった。
    そんな僕のことは気にせず、サザントスさんは続ける。
    「ここから、どうすればいい?」
    「……はい?」
    予想外の言葉に思考が停止する。……どうすればいい、とは?
    サザントスさんの言っていることが理解できず固まっていると、痺れを切らしたのかサザントスさんが顔を近づけてきた。
    反射的に目を瞑り、身構えてしまう。しかし予想していた感触はなく、代わりに耳元で囁くような小さな声が聞こえた。
    「お前はいつも私にしてくれるだろう。だから今日は私がする番だと、そう思ったんだ」
    今日は私がする番。私?私って、誰だ……? サザントス、さんが、僕に?
    「ど、どういう……ことですか」
    混乱している僕を見て、察しの悪い奴だな、というように少し呆れを含んだ声で言われた。
    「こういうことだ」
    その言葉と同時に唇に触れる柔らかいもの。それが何なのかすぐに分かった僕は、驚きのあまり目を見開いた。
    至近距離にあるサザントスさんの顔。閉じられた瞼からは長いまつ毛が見え、薄く色付いた頬や唇が目に映る。
    キスされたのだ。それも初めてサザントスさんの方から。
    突然の出来事に頭がついていかない。何か言わなければと思うのだが、口を開くことができなかった。
    時間にしたらほんの数秒だったかもしれないが、僕にとっては永遠のように長く感じる時間が流れた後、ゆっくりとサザントスさんの顔が離れていく。

    「……ロンド」
    いつもより熱を帯びた瞳に見つめられる。
    「どうすれば、いい?どうすればお前を満足させられる?……教えてくれないか」


    ―――この人は一体どこまで僕を溺れさせれば気が済むんだろうか。
    もう我慢なんてできなかった。
    気が付いた時にはサザントスさんの体を強く抱きしめていた。そのまま勢いに任せて、今度は僕がサザントスさんを押し倒した。
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