腐男子潔はヒロインフラグを回避したい!【1】「ああああああああ糞!!!!」
俺は今の状況に絶望している……なぜなら今から俺はこの転生世界でヒロインとして生きていくのだから…
あらすじ★
簡単に言うと…俺(潔 世一)は腐男子だ。これに関しては何も問題はない、しかし、最近とある人気のBLゲームその名は「青い監獄」にはまって夜更かししながらみていると推しと推しのあぁ〜ん♡なシーンで興奮しすぎて貧血で他界した。目覚めたら……この有様…おい…どうすんだ…俺は見るのは好きだが自分の身にそれが起こることは望んでいない。ヒロインなんて特にそうだ。よし…ヒロインフラグを回避しよう…
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とりあえずこの姿は…前の世界の俺に似ているが「青い監獄」のヒロイン「潔 世一」だ。なぜ同姓同名かだって?そんなん推しに一度でいいから名前ぐらい呼ばれたいだろ?それで年齢は…17歳高校二年生…前の世界の俺と同い年…重なりすぎだろ!!!!まっそんなことわよくて…問題はこのあとで…今から行く学校…「青い学園」またの名は「青い監獄」そこではヒロインを巡ってCP戦争が起こる…もちろん攻略者達も含めて…ただ高運なことに俺は今日から転入するいわゆる転校生だ。このまま攻略者達に目をつけさえされなければ夢の腐男子高校生活がおくれるってわけ!よし頑張るぞ…
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潔「へ…」
自分が思っていたよりも学園が大きい…挿絵などで見た目などは知っていたがこれほど大きとは驚きだ。
「職員室、職員室」
職員室に行くときに気おつけなければいけないこと…それは、人とぶつからないこと。ぶつかった瞬間に一目惚れされるストーリーがあるからだ。
?「ッ、!あっぶない!」
潔「え?」
…スッ…
なんとかギリギリで避けれた
あの髪型…まっいっか
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俺はここで○ぬかもしれない。何故って?最推しにあうからだ。
潔「失礼します。ノア先生いますか?」
やっば推しの名前呼んじゃったよ…俺の最推し。それは「ノエル・ノア」である。
ノ「お前が転入生の潔か?」
潔「ンッグ…はい!潔世一です!」
嗚呼もう○ねる。
「お前のクラスは2−Cだ一緒に行くぞ」
は…神?…俺今日生きてるかな?
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ノ「今日は転校生が来ている。入れ」
潔「転校生の潔 世一です。よろしくお願いします!」
ノアが担任とか神かよ…
?「あ!さっきの廊下の子!」
潔「え?」
ノ「なんだお前ら知り合いか?」
知っているが知らない…知りたくもない…なぜなら彼は攻略者の一人「蜂楽 廻」だからだ。
潔「知り合いっていうか…さっき廊下であった人です…」
蜂「さっきはごめんね~急いでて」
潔「別に大丈夫ですよ」
蜂「いや!申し訳ないからお詫びさせて!」
潔「ほんとに大丈夫です!」
て…手強い!早く諦めてくれ!目立ちたくはないんだ!
ノ「蜂楽がこんなに反省することはなかなかないんだ。させてやってくれ。」
潔「はい♡」
蜂「やった!」
ノア様に頼まれたら断れないに決まってんだろ!
ノ「なら潔の席は…千切の隣だ」
またノア様によってヒロインフラグを回収してしまった。これまた攻略者の「千切 豹馬」だ…ノア様は運営側の味方かな?
潔「えっと俺潔世一。よろしくな。」
千「俺千切豹馬。よろしく」
できればよろしくしたくないけどな
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