シン・仮面ライダー、調布シネマフェスティバルでの鑑賞後感想3ADBカッコ良すぎる。キターッってなる。(初っ端から曲名間違えてました。恥。三栄興業だったかですよねー……)
AUG01からのタイトルがかっこよすぎ。まじでかっこいいあれ。あと冒頭の暴力シーン、かなり重くて辛いシーンですが、それはそれとしてあの血飛沫上がる感じ、めちゃくちゃゾクゾクして好き。容赦もなく言葉もなく、ただただ殲滅する。すごい心掴まれる。あれを為した人が仮面ライダーになるんだ……なんて、なんてドキドキするんだろっていう。

いつも思うけど、グローブ外す時&はめるときの音、生々しいメリメリ音に金属混じりの音してて、あの不必要な程生々しいバッタモドキの手が、あのグローブでもってして防護服に連結するプラーナシステム的な？人工的なアレソレに繋がってんだなあと。人工物……ウッ……
アップグレードって言うな……！！！

クオモーグ、前にも言ったけど「獲物は直接自分の手で」って言って、本来人間には無い、生やした手で博士の首絞めるの、ほんっっっとうに人間じゃないことが誇りというか。そうなってるんだなあと思う。悲しくも、突き抜けてて魅力的なんだよな。
あと、クモオーグ戦、まだ「風」にかなり翻弄されてるというか、おそらく身体が持つ暴力性に流されてて（増幅された生存本能でしたかね？）、めちゃくちゃ荒い戦い方してるのがやっぱりつらいけど大好き。下級構成員の頭を彼が持ってた棒で突き刺してるの見て毎回心震える。あの、本郷くんが、倒した相手の、頭、潰すんすよ？？？やばくないですか。やばいですよ。
クモさんのアクションかっこ良すぎるし、対する本郷の荒い、けど明らかに殺意高そうな動き、ぬぼうと立つ不気味さ、でもそれに内心が抗ってるアンバランスさ。すごい……すごいよ………

クモオーグにキックした後、背面跳び→クルッ→膝つき着地の流れが好きって言いすぎてたぶん私のフォロワさん耳タコ過ぎると思いますが、また言います。好きです。

黙祷。言葉がない。なんてヒーローなんだ……もうずっと好きだ。

あなたと私は覚悟が違うの→殺される父→そうだ、僕は父さんとは違う
父になかった覚悟、人を殺す覚悟、人を殺してでも何かを守る覚悟。つらすぎんか。と、同時にもはや自分は人を殺してしまっている現実。しかもそれは意識的ですらない。殺人鬼と何が違ったのか（いや違うよそりゃ。でも……）。つら。

コウモリオーグ戦のライダーキック編曲、クモ戦に比べて空気含んだ雰囲気になってるの良い。空中戦感いいよな……管楽器がメイン気味になってんのかな？ハチオーグ戦の時もそうよね。コウモリ戦に増して大気含んでる感ある。こういういろんな表現を音楽でなさってるの、すんごいなあって感動する。
コウモリさんにライダーキックしたあと、接地直前に左脚がちゃんと着地の為に踏ん張ろうと出してるのが好き。（もうなんでも好きだよなって言われそう）

枕木に染みをつくる本郷くんのブーツ。抉られる。

サソリオーグ様、いつ拝顔してもキュート&ビューティフルで慄く。頭の蠍ちゃんが尻尾ふりふり指差すみたいに「あなたたちも好きねえ」のとこでしてるの何度観ても可愛い。あんなふざけた（ような）振る舞いでもレッツ世直し！なんだよなあ……漫画、あんまり深く読めてはないけど鑑みても闇深い……

ご飯のところ、「不便だが面白い」「便利だがつまらない」の内容が、普段の、ああなる前まであった本郷くんの日常感というか、らしさがあっていいなあってみんな思うやつ、いつものように思ってました。いそいそちゃんと片付けるのも良すぎるよね。ちゃんと片付けるんだ！？ヒーローとして素晴らしすぎる！って初見の時から好感度爆上がりしたもの。

ハチオーグ様、あまりにも優雅かつ美麗すぎる……！のはいつものこととして。
これも何度かお見かけしたけど、言うんですけど。あの空から降りてくる時、飛行機のクルーさんの中にひとりでもいってらっしゃいとかご武運をとか声を掛けてくれた人がいたらいいなと思う。いたら泣いてしまう。そういうやさしさに触れててほしい。

「〜もスパッと斬るわよ」のところ、斬られたグローブのアーム部分押さえてふたりを見る本郷さんの、前髪が顔にかかってるあのカット、良すぎません？？カッコ良すぎません？？いつでも大好きなんですけど！！！！！！みんな好きですよね！！！！！？？！
あと、「負けないけど勝てないわね」の後にカンッて刀を刺すヒロミちゃんがその振動に少し目を細めるのが大好きなんですよね。大好きです。これは私でもよくわからない好きポイントです。

で、ヒロミちゃんに背広の男さんが着物掛けてあげるじゃないですか。あそこで泣いてしまって。何を思いながら掛けてたんだろうと思って。本望（ルリ子さんへの気持ちやオーグとしての願い）を遂げられることを祈ったのか、きっとひとりになる彼女にこう、どう、思ったのかな……としょぼしょぼしてしまった。
それで倒れた彼の身体をその場に留めずに戦闘場から避けるヒロミちゃんもなんか、手荒いけど、でも。あそこの主従もやっぱり好きだ……。

ルリ子さん「大丈夫？」→本郷「大丈夫か」→本郷「大丈夫だ　安心してくれ」→ルリ子さんのあの笑みの一連、やっぱりうつくしすぎるよね……相手の心に寄り添って、信頼を築いたふたりの歩みだよ……

イチロー兄さん！！！！！！！（泣き）でした。もはや。兄さんが現れて真安が流れ始めると、それは終わりの始まりだから。だから、もう泣いてしまう。

イチロー兄さんの目的が「全ての人間の魂をハビタットに送り裁くこと」っていわれてて、裁くんだなあ……って。裁く。裁くのか……。本心だけになる、嘘がなくなる、それはその本性（所謂）を暴くことだもんな……。悪人（所謂）はその場で分かるし、そうしたら、……むむ、そうしたらどうするんだろう、とは思うかも。死のない世界だし、どうなんだろなあ。

というか毎回やっぱりあのバイク（父親のも！！）をあそこに置いていること、あの写真、ルリ子さんとのツーショットだけじゃなくて、両親（両親！！！）と写った写真を置いてること。あの時の、あの、家族が守りたかったんだよイチローさんは！！！！！！！！緑川弘！！！！！！！！！！！！（憤怒）となります。せめて、せめて一言息子にも触れろ君は！！！「組織のオーグメントたち」にまとめるんじゃあない！！！（いやあの、息子だからそりゃ敢えて言いづらかったとか、そこまで本郷くんに託すのは、とか、逆に触れられなかったかも、などと思うのは思うんですけど）……博士も親である前に、一人の絶望を抱えた人間だから仕方ないんですけどね。間違いなくその心はSHOCKERに招かれてしまう人だし、でもそのやり口はSHOCKERだよ。

手を合わせた時のイチロー兄さんは、ルリ子さんと目が合わないとか見えたハビタットな2人の姿が、（そこをイチローさんの目で見たものと考えると）SHOCKER時代のふたりでそれはつまりイチローさんが現在を見れていないってことで……とかは今回はそこまで思わなかったけど、やっぱりそういうことだよな……、と私の解釈は固まってるなあ。

でもあそこの「人間だけが暴力を使わずに争いを解決できる」→「そうだ。だから暴力のもとである肉体を消すことにした」の論理はわりかし正しくはあると私は思っちゃうんだよな。けど、でも、そこにたぶん、（肉体を伴うことによる）“ぬくもり“がないのよね。肉体は人を隔て心を隠すものではあるけれど、見えないその心を肉体から感じて、信じることができるのも事実。それを感じられることが尊いんだろうな。そして多分、その「ぬくもり」こそをルリ子さんは「幸せ」としたんだろうかな、と思ってる。あの遺言の言葉からも……あのふわっと笑うルリ子さん、あまりにも切なくうつくしい……。

一文字くんの顔の手術痕見るとやっぱり緑川弘ー！！！！！！！ってなっちゃうんですけど。手術したの博士じゃないんだろうからまあ、これは八つ当たり気味なのかもですけど、本郷くんの手術痕の荒さはなんなんです？？？？？？？っていつも怒りに震えてしまう。の、ですが、よくよく考えたらSHOCKER離脱を急いでたから綺麗にしてる時間なかったとか……？いやできたでしょ……ヒロミちゃんの綺麗じゃん……どうして……
イチローさんが話してる時本郷くんも一文字くんもイチローさんの方ちゃんと見て聞いてるの、良すぎってフォロイさんが仰ってたかな？そう思ってその後みてるのだけど、確かに良すぎますね。いい人たちなんだろうなってなる。

イチローさんの「俺の庇護から去るか」。やっぱり守ってたんだろうなあと。これも何回目かですが。ハビタット計画のため、という大義を掲げて「生かして」おくことをクモさんにも指示出してたんだろうし、ヒロミちゃんにも。KKが直行で行けてないのも多分そこありそうだよなって。イチローさんと邂逅して離脱した、そこでもう、イチローさんの庇護からは外れてしまったんだよな。大義のための情報は得たわけだから。……そして失われてあのイチローさんの表情なの………ああ……（嗚咽）

一文字くん、そうやってお嬢さんはどうなる？とか忠告してくれる人、悪い人じゃないんだよなあと思ったり、いやでもこれやっぱり人質的に言って本郷を本気にさせようとしてるんだなと、こう、一文字くんの本質的な部分とオーグ的な部分のせめぎあった言葉だなあと思うなど。

あのバサって本郷くんのコートが落とされる音、だーーーーーいすき！！！本革のコートの音だ！！！好き！！！それで、あのコート、どこのなんです？？？？（一文字くんのは教えていただけたのに、と、ふぉろいさんとお話しした不思議と明かされないシン仮七不思議のひとつ（他六つは随時募集））

工場戦、押されてて本郷くんがあの渡し橋みたいなとこに着地する時ガタッって腕を柵に当ててバランス取る着地になるのが大好きだって何回も言ってるけど今回も言います。好き。

KKオーグの台詞、毎度、こう、忠臣蔵みたいな復讐譚好きな我ら人間に刺さるわよ……ハッとする。そう、なんだよな……なんか、正当化されてしまうのだよな……。ぎくっとする。あとマスクからめっちゃ目が透けて見える。見えるなあって思いながら観てる。

一文字の「邪魔だ」の声、まーじーで冷たくて、戦闘で高まってるオーグとしての部分が如実に出ててやばいですよね。怖いもの。とても怖い。

ジャンプ→クルクルクルクル回転→キックが本郷くんのライダーキックなのだけど、KKへの2号のキック、回転ほぼなしであの威力なのでパワータイプすげえ……って思います。すごいね。強……。

ルリ子……………………ッ！！！！（見てられない）最後の言葉が、本郷にずっと、ずっと直接言いたかったのが、「似合っててよかった」、なのは、もう………もうさ………いけないよそれは………
そして本郷くんの目の前で刃物による腹を刺されたことによって失われる守りたい大切な人……もうやめてあげてほしい……どうしてそんな……

遺言は泣きます！！！！！！（大声）寄り添うぬくもりが（そして本当は、根本は、多分家族のものだったのかもしれないですね）やっぱりルリ子さんが得難かったものだったし、それがハビタットではなし得ないやさしい幸せだったのかしら……改めて……。

お父さんのこと、話してる時本郷くん、立花さん達の目を見ないんだよね。

バク宙は愛しくないですか？みなさんおっしゃってますね。好き。バク宙後に足で多分足元掘れちゃったのをぐりぐりして均してるっぽいのもすき。

大量発生型戦。暗闇の中、オーグやライダーの目と銃の発火光、バイクのライトに散る火花が映える映える。好きすぎる。
あとルリ子の後を追え、なのがなんだか、ルリ子の供につけ、みたいな。ルリ子さんを一人にしないつもりもあるのかな、みたいな。いや全然そんなことないのかもですが。

何度でもいうけど、スロー再生風、急ターンをキメる本郷くんのヒール越しに大量発生型が吹き飛んでくのが見えるあのカット、かっっっっっこよ！！！！！！！！だーーーーいすき！！！！！！！！！
同じような感じとしてぐるぐる本郷くんおさえつけた周りを回ってる大量発生型のバイクの足元越しのシーンも好きです。

一文字ーーー！！！！！！！（言葉は要らない！ということにする！）（ありがとう、ありがとう一文字……）
ここに来る前もそうだけど「一文字くん」呼びからしか得られない何かがある。
2人の決めポーズ、そして流れるライダーキック編曲。あまりにもカッコ良すぎる。

これも何度か言ってるんですけど、一文字くんは結構割り切れる人だと思うんですよね。大切な人、ものとそうじゃないもの。敵。倒すべきもの。だからヒーロー（所謂）に向いてる。と、私は思ってるんですが。メンタル的にも安定できるし、自己は強いから、ヒーローとして生きるのもそれなりに少しは余裕がある（敢えてこう言わせてもらうだけで絶対楽ではないです。彼も絶望を抱えた人なので）のかな、と。
パンチで大量発生型を飛ばした後に手をぷらぷらするじゃないですか。余裕感あってかっこいいんですけど、それはそれとして。敵だから倒したらハア〜やったな。手応えあったな。で、そういうことができるわけです。たぶんね。本郷くんはそこはそんなことができる人ではない。たぶんね。
だけど、それが、大量発生型を全て倒し終えた時に、ハア終わったな、って横を見ると黙祷してる本郷くんがいる。それを見て、ああ、と、彼もそれをする。彼の優しさを、一文字くんも得た、という感じなんでしょうか。ここら辺が私的には02＋01で終わる良さだなあと思います。

イチロー兄さん。玉座（仮称）から立ち上がる時の仕草やばくないですか美しすぎませんかどえらいものを見たと思いませんか！！！！！これも何度目かって話ですけどもう！あそこ！！カッコ良すぎて！！！！！！ふぉろいさんにも熱弁してしまいました！好き！！！！！！！！森山さんだからこそですよね、動きが滑らかかつメリハリが効いててなんなんだ……やばすぎますよあのシーン。
からのマフラーキュッ→スル……→ふぁさ……ですよ。ふぉろいさんが良すぎませんか！みんな好きですよねっておっしゃってました！はい！私も例に漏れず好きです！！！
あとチョウオーグマスクだいっっっっっすきなんですけど。発光した時のマスクとかもうやばないですか。かっこよすぎる。口元結構ぎっざぎざのクラッシャー越しに見えてる。それも良い。とじてたらまた良い。

サイクロンちゃんについて嘆くのが抜けてしまった。サイクロン……声かける本郷くんの良さ……だけどサイクロン、友よ……。かなしい。

イチローさん、マジでやる気できてらっしゃるから、狙うのがベルトのある腹部とマスクの頭部がメインなの、えげつないなあと思う。し、本気なんだな、と感じる。プラーナ大量消費タイプの戦闘スタイルなのもあるから速攻速殺狙いなんでしょうけど……。しかしあの戦闘時の演舞のような様、森山さんだからこそだよな……とまた感嘆してしまう。

「ああ強いな。さすがイチローさんだ」
「はあ？なんだよ……。あるなら。頼むから先に言え……！」
「わかった。なにがなんでも（あのイントネーション）やってやるよ」
「ああ。なにがなんでもだ」
ここら辺好きしかないですよね。（言葉は要らない（2回目））

「しつこい」以降、目のライトが消えてて、あのマスクが割れるところまで。
あれで「割れて出てきたのが人間としての顔だった（手術痕的なのがない）のは、プラーナ量的にもうオーグの姿が保ててなかったから（ふわっとした記憶）」というような感じのなるほどー！！な呟きを拝見したことがあるんですが、なるほどー！！！！って思ってそれ以降観てます。だからこその泥試合というか。
泥試合大好き。いつも泣く。
失ったものが似ていて、ともすれば同じようになり得たかもしれない本来やさしい、暴力を好まない2人が、異なる道を歩んで対峙する存在となってあそこで、全てを振り絞って戦うの、言葉にならない。本郷くんがああしてあそこに居たのが、それが、彼の気質だけでなくて、彼が絶望を抱えた後にも彼の周囲にちゃんとやさしさがまだあったのかな、とか思ったりもして。そういうものがイチローさんのところにはあったけどたぶん漫画的に裏切られたり奪われたり捨ててしまったりしたんだろうと思うので、こう。こう……うまく言えない。でも、どうしても本郷くんはイチローさんのようには、やっぱりならなかったかな。そうかもな。そういうものを本郷くんは捨てないでいると思うから。
「全ては無駄なことだぞ、本郷」っていうセリフが出るんだもんな。イチローさんは……。無駄になってきたからついにこの世界を諦めてしまったの、なあ……。
「人生のすべてに　ムダなことなんか　ない！」
対してこうやって本郷くんが言うのも、もう、もう……だめだ……なんて人なんだ……。それをぼろぼろでも言うんだもんな。絶望も、この苦しみも、それに抗った今や過去も、あったはずのあたたかな幸せも、それが失われてしまうものだとしてもムダではないんだな。すべてってそうじゃん。そうじゃん……。あの人生を生きた本郷がそれを言うんですよね……。

「ここにのこっていたのか」が、「遺って」なのが、もう辛い。
「俺はもうごめんだ」って言う時のイチローさんで絶対に毎回泣いてる。泣くんだぜ……あのイチローさんが……。そういう、もう失いたくない、それがさ、彼の……。めっちゃ泣く。
ここからずっと泣き続けてた。いつものことです。

イチローさんがマスクをそっと手渡すの、グッと来る。ルリ子さんを頼む、という側面、お前が使え（のこれ）、という側面。イチローさんも託すんだね。そしてそれを一文字へ。情緒……情緒がやられますよね……
本郷さんの心からのちゃんとした笑顔、本当に少ないんだけど、「自分の命を捨てても他人の心に尽くすか」ってマスクを渡されるときに、ここにきてそれを見せられてしまう我々ですよ……。
あなたもそうですよね、あなたも、そう（命を捨てても〜）されるんですね、の意味も含まれてるのかな、と思ってるって何度かもう言ってるんですけど、つらい。
でも、そうして他人に（ルリ子と本郷に）尽くしたイチローさんはそこで「仮面ライダー」になったのかもしれないと思って……。ヒーローってつらすぎないですか……。

一文字くんの「なんだよ……、またひとりかよ」の、……（言葉は要らない）。

ひとりでいた一文字、マフラー飛ばしそうでしたよね……。「仮面ライダー」はやめて、ひとり、「「悪」と戦う」。その道はヒーローかもしれないけど、たぶん、修羅に近いものだったんじゃないかしら。一文字的には、彼がヒーローとして、（そしてオーグメントとして）生きる上で、本郷が残っててくれたのは本当に幸いなことだっただろうな……。
音楽的にも一文字らしいアウトローな雰囲気の芯のある弦楽器（ヴァイオリンとかヴィオラあたりなのでしょうか？詳しくないのですみません）のソロから入って、そこに本郷をイメージさせるやわらかい重奏が入り合わさり、一つの音楽として終わっていくのがあまりにも良すぎます。音楽ってすごい。

（余談ですが、02＋01のマスクの目に、本郷さんが映ってる！っていう説もあったのですけど、マジで！？っておもったんですけど、最前列とかで観てみて、私の目には一文字さんに見えました。
個人的には、あのマスクは本郷さんだと思ってるので、あそこに映るのは本郷さんが「見た」相手である一文字さんで良いのではないかな、と思ってます。こんな解釈の人間もいます〜ということで……。余談でした）

本郷のやさしさが加わったことで、02＋01になったことで、ヒーローとして完成したというか、そんな感じが個人的にはしてます。
あと02＋01、1……つまり一文字にとっての一本の棒に、本郷がなってるのも物語の終わりとしてうつくしすぎますね……すごいや。

where you go、つらく寂しさもある物語の終わりとして私は勝手に「強制爽やかソング」と呼んでいるんですが（失礼）、でも、本当にあの音楽と共に駆けていく仮面ライダー、あの輝く海と角島大橋のうつくしい景色を抜け去っていくその姿を見て終わるのが、結果としてめちゃくちゃ素晴らしい鑑賞後の感覚にしてくれてて。音楽ってすごい。ほんとうに。かなしみだけで終わらないようになってる。

帰ってくる仮面ライダーの派手な締めと同時に「終」の文字出るのがいつでも、ほんっとうに好き。かっこいい。スッキリする。

あまりにも長くまとまりのない感想呟きになってしまった。今まで5回目以降かな、鑑賞後は帰りの1時間ちょい延々1人で感想ベラベラ喋って録音してたのが10回分強あるんですけど、それを考えるとまあ、削ってこの量になってもしょうがないかもしれませんね……。

最後まで根気強く読んでくださった方いらっしゃいましたら感謝を申し上げたいです。お疲れ様でした。ありがとうございます。
そしてこんな、こんなに好きなものが詰まった映画であるシン・仮面ライダーに心からの愛と感謝を。