Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    nisan

    @nisan83244833

    壁打ちマン。萌えればなんでも。

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 23

    nisan

    ☆quiet follow

    ⚠️マハグリュ R-18
    イン喪ラル。ムシャクシャして描いた。
    18↑ y/n

    Age verification
    Tap to full screen (size:4961x7016).Repost is prohibited
    💒💒💗❣💝☺🙏😭🙏🍶🍳🍷🍸🍻🍺🍹💖💖💖❤❤❤❤😍😍💞💞💕💖💗💗💗💗💗💗💗💗💗💗🌋💘🌋💘😋👏💕💗👍🙏🌋🌋🌋🌋🌋🌋🌋🌋🌋🌋
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    なかりせ

    DONE一人一人称、K富の人間が書きましたが恋愛描写なし、診療所メンツとほのぼのが主です。
    ちょっと怪談チックなお話が書きたくてタグをお借りします。季節外れですが夏のお話です。恐怖・暴力描写はありません。
    一人先生は幽霊や魂をどのように切り分けて接することができるのだろう……。引っ張られそうになった時に踏みとどまれるのは、帰る場所・呼ぶ人がいるからってことが書きたかった。
    炎と息吹―200X年 8月XX日 
    とても暑い日だった。オレはたまたま行きあった患者を治療し、病院から帰るところだった。

    ***

    「では、また後日伺いますので」

    一人は一礼して病室を出る。踏みしめるリノリウムの床はひんやりとした空気を抱えており、外のじりじりとした熱射もここまでは届かない。夏の長い日がようやく傾きだし、まだ暑さが残っているだろうビル街を歩くと思うと憂鬱であったが、目の前で倒れた急病人を助けられたことで一人の心は風が通り抜けるようにすっきりとしていた。

    N県からふたつほど県境を越えたところにあるこの都市に来たのは、以前手当をした患者の経過を見るためであった。その用事を終えたときはまだ昼前であったが、帰路に着こうと大通りに出たところで急病人に行きあったのだった。
    7481