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    omanjumaturi1

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    りんぬと飼い主の話
    AIのべりすとを使っているので、面白い感じになりましたがりんぬが可愛いので公開します

    小さなりんぬりんの名前はりんぬです。
    本当の名前ははいたにりんどうというらしいけど、飼い主がりんぬと呼ぶのでそうだと思います。
    りんには兄ちゃんがいます。
    りんと違って飼い主に可愛がられているぬいぐるみです。
    飼い主はりんのことを「かわいい」といって撫でてくれるし、「大好き」と言ってくれます。
    けれどそれはペットとしてであり、人間のように知能の高い兄に向けられる言葉とは明らかに違います。
    きっと飼い主にとってりんは大切な存在なのでしょう。
    だからこそいつも一緒に寝てくれるし、おでかけしたら写真をとってくれます。
    でも……それでも友達のように話しかけてもらえる兄のらんぬと比べて、りんはペットのように扱われるだけなのは寂しいです。

    ある日のこと、飼い主は荷物を持って出かける準備をしています。
    どうやら友達の家に行くらしく、帰りは遅くなるとのことです。
    それを知ったりんは迷わずこう言いました。
    『じゃあ、りんもいっしょについてく!』
    すると飼い主からこんな答えが返ってきたのです。
    『えっ!? 今日はりんぬはこなくていいの!』
    予想外の反応でした。
    なんせ今まで一度たりとも、飼い主がりんをひとりきりにしたことはないのですから。
    でも今回は違いました。
    りんではなく、兄のらんぬだけを持って出かけようとしていたのです。
    「今日はらんちゃんだけだから、りんぬはお留守番しててね」
    兄ちゃんはそう言う飼い主の肩にぴょんと飛び乗り
    「イイ子にしてろよ〜♪」
    そう言って飼い主とともに出かけていきました。

    それからどれくらい経ったでしょうか。
    時計を見るとまだ三十分しか経っていないことに気がつきました。
    (なんだかすごく長い時間待ったような気分……)
    そんなことを考えながら、ふとあることを思いつきました。
    「あっ! そうだ!」
    そして急いでパソコンの前に座ると、キーボードを叩き始めました。
    そういえば前にネットで見たことがあります。飼い主さんたちはこうして自分の気持ちを文字にして吐き出しているんだとか。
    ならばせっかくだし何か書いてみようと思い、りんはツイッターを開くことにしました。

    「こんにちは」
    ツイートボタンを押します。何も反応はありません。
    もう一度ツイートすることにしました。
    「りんは、りんぬです!」
    ……やはり何の反応もありません。
    そこで今度は少し長めにツイートをしてみることにることにしました
    「りんは、りんぬです……」
    「飼い主に置いて行かれて、ひとりでするばんしています。誰か、あそんで欲しいです。」
    ……ダメですね。誰も見てくれないみたい。
    りんは悲しくなってきました。もう諦めて別のことしようと思ったその時、リプライがついた通知音が鳴り響きました。
    「こんにちは。私もずっと一人で暇だったんですよー(笑)」
    それは同じぬい仲間からのリプライでした。
    「わぁ!りん嬉しい!!」
    思わず声が出てしまいました。
    だって嬉しかったんだもん。まさか自分が見てもらえているなんて思ってなかったから。
    そこからりんとフォロワーさんの会話が始まりました。
    内容は他愛もないものでしたが、とても楽しい時間でした。

    「あのねあのね、今日は飼い主が出かけてるんだけど、りんはいい子にしてたんだよ?」
    「そうなんですか?偉いですね♪」
    「うん。それでね、さっきまでずっとお絵かきして遊んでいたの。でも飽きちゃったから今はこうしてつぶやいてるんだ~」
    「へぇ~、どんなイラストを描いたのか見せてくださいよ。りんぬさんの絵気になるなぁ~」
    その言葉を聞いて、りんは自分の描いた絵をリプライでツイートしました。
    さっきタブレットに指で書いた絵です。

    「わあ、かわいいですね!」
    褒められてりんは嬉しくなりました。
    だから調子に乗って次のツイートをしたんです。
    「ほんとですか!? うれしいなっ♪」
    「はい!りんぬいちゃんは本当に可愛いですよ」
    「えへへ……///ありがとっ!
     そうだ!りんは、東京の六本木にすんでいます!今度、いっしょに遊んで欲しいですっ!」
    りんはこの時はまだ知らなかったんです。このやりとりが後に大きな事件を起こすことになるということを……。

    「ねぇ、知ってる?最近この辺で不審者が出たらしいよ」
    「えっ、怖い……。それ本当なの?」
    「うん……。なんでも、小さな10センチサイズのぬいぐるみを狙った変質者らしくて……、しかも結構ヤバめの人らしくて警察も捕まえられないんだって」
    「うそっ!? こっわい……。それってつまりぬいロリコンってことでしょ?そんな奴がいるから世の中犯罪がなくならないのよね」
    「だよね……。あーあ、早く捕まってくれないかな」

    ……

    「ただいま〜。んっ?なんか外が騒がしいけどどうしたんだろ……って、あれっ!?」
    飼い主が帰ってきました。どうやらかなり慌てている様子です。
    「どどっ、どうしよう!?りんぬが盗まれたっ!?」

    えっと……、一体どういうことでしょうか。
    どうやらりんはいつのまにか何者かに連れ去られてしまったようでした。

    そして今、犯人がりんを連れて向かった場所は……。
    真っ暗で何も見えません!
    「へへへ、このぬいは格段に小さくて握りやすいぜ」
    噂に聞いた、ぬいロリコンです!
    「いたぁっ!いたいよぅ!」
    思わずりんは声を上げました。


    「ちょっと!りんぬ!!」
    大きな声がしてりんは目をさましました。どうやら夢を見ていたみたい…
    「このTwitterの書き込みはなんなの!?」
    飼い主が怒っています。どうやら怒られている原因はりんが書いたツイートみたいです。

    どこから夢だったんだろう。Twitterで楽しくおしゃべりしていたのは、夢ではなく現実だったみたいです…
    りんは飼い主に向かって言いました。
    「あのね、りん、1人でるすばん寂しかったの…でも、Twitterでお話しできてとっても楽しかったんだよぉ」
    「そ、そっかあ…」
    (フォロワーさんも、私がふざけて書き込んだと思ったみたいだし。まあいっか。)
    「でも、今後は私が見てないところでTwitterに勝手に書き込みしちゃダメだよ。
     おうちの場所も、Twitterに書いちゃダメ!
     悪いぬいは誘拐されちゃうかもね」
    (まあ、うちは六本木じゃないんだけど。りんぬは勘違いしてるみたいだね)
    「っ…!ゆうかい…?」
    「あはは、嘘嘘。りんぬ、お誕生日おめでとう♪」
    そこにはホールケーキがありました。
    そう、今日はりんの誕生日だったのです。
    「わぁ!りん嬉しい!! ありがとぉ…!!」
    りんは飼い主に飛びつきました。
    「りんは、りんぬです!」
    フォロワーさんとの会話を思い出して、りんは改めて自分の名前を叫びました。
    「りんは、りんぬです!」
    りん、は飼い主のことが大好きです!


    ***

    りんは、りんぬいです。
    りんぬいは、ぬいの中でも一番小さく、マスコット的存在です。
    そのため、主に子ども向けの商品に多く使われています。
    りんぬいは、とても可愛く、多くの人に愛されているぬいです。
    しかし、中にはぬいを愛しすぎるあまり、虐待する人もいるようです。
    皆さんも、もしりんぬいを見かけたとしても、絶対に危害を加えないようにしましょう。

    おしまい
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