nnJ9XYQTfkdr3dvMAIKINGみえるひとな🦈と影の🐬のハッピーおねショタライフな🦈🐬(とても半端)物心ついたころには見えないものが見えた。首だけの猫、しゃべる白い布、頭にバールが刺さったおっちゃん。ユウレイだのヨウカイだのいうやつだ。きっかけなんてわからない。オレの色の違う左右の目の暗い方。こいつが悪さをしているらしい。ばーちゃんは「お前の金の目はあんまりにもキレイだから引き寄せちゃうんだね。こっちのシブい色はとってもフシギ。あっちもこっちも見えちゃうんだね」って笑ってた。親は……気味悪がってた。だからばーちゃんが2年前に死んでからは前がみは長くしてうつ向いて見ないように引き寄せないように過ごした。だってそうしないと何が死んでて何が生きてるのかわからないから。そうして今日まで過ごしてたのに、黒くてつやつやした革靴が目ににうつった。低くて、それでいてきれいな音で和やかに声をかけてくる。「こんにちは、下ばかり見ていたら転びはしませんがぶつかりませんか?」「へ?」見上げて……それでも顔が見えないからもっと見上げたら、オレにそっくりだけどキレイな男の人が立っていた。「あなたの影です。よろしくお願いします」ピンとした背筋でキレイにオジギをするとしゃがんで目をあわせてくる。目 997 1