星に願いを村雨の持ち物で長方形の画用紙を見つける獅子神。
七夕の短冊を看護師に押し付けられたが栞の代わりに使ってたと言う。
七夕なんてやった事無い願いなんて叶わない、願いなんて無いと言う獅子神に短冊に何かを書きつける村雨
『冷蔵庫のプリンが食べたい』
そんなものわざわざ書かなくても食わせてやる。
「あなたも何か書くといい」
今ならなんでも叶うと村雨は言う
少し悩んで獅子神。村雨の書いた願いの横に
『キスがしたい』
優しい笑顔とともに施される口づけ。
そしてもう一度何かを短冊に書く村雨
『ステーキが食べたい』
「願い事はひとり1つだろ?」
「知らないのか?願い事は年の数だけして良い」
「そりゃあ初耳だな。さすが村雨先生は博識でいらっしゃる」
そうやって笑いながら他愛ない願い事を紙いっぱいに書き連ねるふたり
獅子神もだんだん自然に願い事が浮かぶようになってくる
『ワンヘッド昇格』
自力で上がる気はないのか
『手術がしたい』
仕事熱心ですね
『無病息災』
なんか違くねぇ?
『胸筋5cmアップ』
まだ増やす気か
1枚の紙に沢山の願い事を書いて。
『あなたといつまでもいっしょに』
残った隙間に小さな文字で。