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    あちゃん

    支部に載せない小説を載せたい(願望)(没とかそういうの)

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    あちゃん

    PAST完全御都合の液体出てきて大爆笑の2017年作ギロ夏小説「ギロロ、有難うね!」

    「……気にするな、軍人として当たり前の事をした迄だ……。」




    ……事は数時間前、日向家にて。

    「冬樹ー、卵買い忘れちゃったから買ってきてくれない?…ねえ、冬樹ー?」

    夕食の支度をしていた夏美は、料理が終わる頃に卵が少し足りないことに気付いた。
    メニューは親子丼、卵が無ければ美味しく頂けない料理で、家にあるものでは人数分作れない状態だった。

    「うーん、今手離せないし…あれだったら私が食べなきゃいいんだけど…ボケガエルー?いなーい?」

    冬樹が居ないため、ボケガエルことケロロ軍曹に声をかける。
    だが、自分の声以外は聞こえずにしんと静まる部屋。
    生憎ケロロと冬樹は散歩に出ていた様で家には誰も居ない。携帯も電池が切れていて使えず、連絡の取りようが無かった。
    _料理を冷ましたら美味しくなくなってしまうし、ここまで作ったら別のメニューに変えることもできない。言う所の絶体絶命だった。

    「はぁ……困ったなぁー」

    そう呟いた時だった。

    「何が困ったんだ、夏美?」

    窓がガラガラと音を立てて開き、そこからギロロ伍長が顔を覗かせる。
    独特な、ピコピコという音を鳴ら 7382