HO4：D国の技術研究所所長アンドレ・ベル=スーズ

「ノーッホホホッ！ワタシはトゥーティ協奏国『国家楽団直属調律研究所主席調律師』、アンドレ・ベル=スーズと申します！……アー、外国人のアナタにわかりやすく言うとですね、『内閣直属技術研究所長』ってトコロでしょうか。ハァ」
「私たち楽団員たちは皆音楽に対し、amoroso です(愛に満ちている)。もちろん！ワタシも」
「音楽は技術であり！科学！そうっ！ワタシはこれをenergicoに(力強く)言っていきたい！」
「ワタシのlullabyは聴いて下さいましたか？……おーーっと失敬！聴いていないから存命でいらっしゃるのですよね！！ノーッホッホホ！！ジョークですよ、ホラ、笑いなさいな、ノホホー」

　常に堂々と振る舞っており、身振りや感情表現が豊かで、プライドの高さが垣間見える男性。『ノホホ』と特徴的な笑い声を上げる。
　音楽を愛し、喋る言葉に音楽用語が混じり、そして声がうるさいまさにトゥーティ国民のような人。

　第三次世界大戦に於いて戦死者の八割を出したと言われる音響兵器『LLB-HsFz型』(ララバイ-エイチスフォルツァンド型)、『LLB-Hcrs型』(ララバイ-エイチクレッシェンド型)を開発した張本人。ちなみにHsF型は爆音とその音波により聞いた人間の血管等を内部から破壊し、Hcrs型は約10分以上聴いた人間の精神を異常なほどに不安定にさせる音響兵器である。

　トゥーティ協奏国国家楽団直属調律研究所……もとい、トゥーティ協奏国内閣直属技術研究所に入って2年で副所長に上り詰め、その後『LLB』二種を完成したことにより所長になる。まさに天才技術者。そして『LLB』の恐ろしき性能により『悪魔に魂を売った技術者』とも呼ばれている。
　交易のために諸外国に赴くたびにバイオリンを持ち歩き、弾く様子も見られる。各国の人曰く相当な腕前とのこと。
　『音楽は技術であり科学』という言葉をよく使う。