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    【律靈】自我裁決

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    humi0312

    DONE1427で、かわいいものを抱っこしないとだめな呪いにかかった師匠の話。

    *書き上がりました!
     モブ霊タグをつけていますが、師弟みが強いです。
     孤独なホワイティ以前で、エクボがいる時期の相談所。
    かわいいもの「師匠? 師匠、聞こえますか? ……どうなってるの」
    「どうもこうも……」
     ぼんやりとした意識の中に声が聞こえる。眠っていたのか、何やら妙に思考が鈍くて働かない。
    「憑かれちまったみたいなんだがなあ……。何するでもなくこの通りだんまりでよ」
    「いったい何でまた」
    「わからん。依頼人は水子かもしれんと言ってたんだが……、それにしちゃあガキの気配じゃないんだよ」
    「依頼の方はどうしたの」
    「こいつに憑いちまったからか、あっちは霊障も治まったみたいでな。な〜んも感じなかったぞ」
    「そう……。どうしよっか……」
     お手上げ状態といった調子の声ともう一つの声が何か話しているのだが、いまいち内容が頭に入ってこない。状況が掴めないと言わんばかりの声の方は少し苛立った気配を見せていて、厄介事になる前にどうにかしようと顔を上げる。寝ていたからか、ずっと下を向いてたが、見慣れた床から慣れ親しんだ事務所にいるんだと分かった。
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    汪莉( ˘ω˘ )

    MEMO恋に恋する自己完結型の片恋ナルシストなゆじくんと恋愛童貞で初恋モンスター(予定)のごじょせんのお話。呟いたネタのひとつ。書きたいってなったので書き出しだけ……。
    初恋モンスターと片恋ナルシスト「ね、悠仁。僕のこと、好きなんでしょ? 僕も悠仁が好きだから付き合おっか」
     その告白は、虎杖悠仁にとって青天の霹靂であった。いや、まさか矢印が自分に向いてしまうだなんて思いもしなかったのだ。勝手に恋をして、勝手に目で追って、勝手に想いを募らせる。それだけで良かった……、いや、違う。それが良かった。
    「えーっと、ごめん。五条先生、幻聴が聞こえたんだけど、今なんて?」
     奇跡的に何も問題もない自分の耳が聞き間違えたか、季節外れの涼しさにやられた脳がとんでもない誤解をしたのか、そのどちらかだろうと虎杖は五条を見上げる。
    「悠仁は僕が好き。僕も悠仁が好き。両想いだから付き合おっか」
     だがしかし、虎杖の希望的憶測は優しく微笑む五条に踏み躙られた。ぴっと立てた白く美しい指が最初に虎杖を指し、それから自身である五条に向く。そして、その指先はまたぴっと虎杖を指した。ふたりの間を行き来する指を見下ろして、虎杖は絶望的な気持ちで五条の言葉を聞いてしまう。
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