黄奈の日記（9月）お姉ちゃんの入学記念でお出かけしたときの写真が出てきた。
まだお姉ちゃんのきれいな目が2つある頃。
お姉ちゃんと同じ高校の特待生になるために陸上競技の練習に夢中になってる間にお姉ちゃんはいじめられてて自傷するほどに追い込まれてたなんて…それで目が…
お姉ちゃん、次はきっと救い出してみせるね…！
絶対浄化して人間に戻すんだから…！

俺は今でも可愛いが？※命の星座の設定を独自に変更しています
※アルハイゼンとカーヴェの両親が出ます（会話有）






テイワットに生きる人は皆、それぞれに命の星座というものを持っている。それは物の形をしていたり、動物であったりと様々である。

己の命運、生き様を象徴するとも言われているが、定かではない。一部の人間は、星座の特徴をその身に宿したり、特定の物品と縁深くなったり、不思議な力を持つことがある。神の目を得るとその影響が更に強まる、ということだけは確実にわかっていた。

カーヴェという人間に宿った星座は風鳥――極楽鳥とも呼ばれる色鮮やかな鳥であった。
物心ついたときから背中には翼が生えており、定期的に抜け換わる羽毛に両親は手を焼いていた。