第一話『守り抜け!魔法少女霧月誕生!』 「……は…?」
「え……」
「…なに、あれ……」
いつも通り学校に通ってからの帰り道、霧月達3人は唖然とした。いつもの街に、見慣れぬ光景が広がっていたからだ。見た事もない、生き物とも言い難いナニカが、街中で暴れている。周囲の人達は皆意識を失って倒れている。
「早く…逃げないと…!」
「行こう、唯命ちゃん、霧月ちゃん!」
けれど、霧月の正義感は見て見ぬ振りをして立ち去る事を許さなかった。
「霧月…!?逃げないとダメだよ!!」
「早くしないと僕達までやられちゃうよ…!」
「けど…!!街の人達放って逃げるなんてできない!!」
次の瞬間、その言葉を待っていたかのように霧月の目の前に猫耳の生えた妖精が現れた。
「…アイツを何とかしたいか?」
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