先生と公子がお試しで付き合うらしい いつも通り騒がしい昼間の万民堂でタルタリヤと鍾離は食事をしていた。タルタリヤはゆっくりだが綺麗に箸を使い魚の身をほぐし食べていく。鍾離は短時間で上達したものだな、と感心する。
「先生、どうしたの?」
「公子殿の箸の使い方が上達したなと思って見ていた」
「せっかく先生が箸を送ってくれたから練習しないとなって思っていろんなところで練習したんだよ。まあモラ出したの俺だけどね」
これ美味しいね、と言いつつタルタリヤはまた食べるのに集中する。楽しそうに食事をしているタルタリヤを見て鍾離は嬉しくなり胸がドキドキする。ドキドキしたのは体調不良だろうかと思ったが気にせず鍾離も食べるのに集中する。
全て食べ終わりタルタリヤはスイーツも注文しようか?と鍾離に聞いてきた。鍾離はどうするかなと考えていたらタルタリヤの頬に少しあんかけがついてしまっているのに気付き、おしぼりで代わりに拭いてあげた。
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