秕の罪夜食②
ベッドに横になって目を閉じる。
ぐぅ、と腹の虫が鳴いた。
あーあ、まじか。お腹すいたわ。
今からコンビニにでも行こうかと考えたけど、明日は早いし今から外に出たら多分寝るのはいつもの4時コース。それでは寝不足が極まってしまう。
だから今日の俺は家にあるもので腹を満たす事にした。
今の口は和風。でも真夜中に食べるマヨネーズとチーズ程美味いものはない事を知っている。
それは外せないよなぁなんて思いながら何が冷蔵庫にあったっけとごそごそと漁る。
ついでに冷凍庫も見てみれば少し前に餃子を作ろうと意気込んで買った餃子の皮をみつけた。
うーん、餃子の皮…あ、そうか。あれを作ろう。
餃子の皮と…あとあれだあれ。
パントリーから切り餅を取り出す。あったあった。これがあればあれが作れるのだ。
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