存在が消えていくフリーナちゃんの話僕の存在は少しづつ消えていく
僕は少しづつ存在が消える病にかかってる。
この病は原因がよく分かっていなくて、ただわかるのは存在が消えていく病ってことだけ。
乖離症とも呼ばれている。
だから、僕、フリーナという存在は少しづつ消えていく。周りには気付かれないほどゆっくりだけど確実に消えていく。そしていつかはみんなの前から消えて居なくなって、多分記憶にも残らないと思う。そんな寂しい病だ。
だからいつもは僕はずっと病の進行を止める効果がある、医療カプセルの中にいて外に出る時は体に小さな機械を付けて生命維持をしてる。
その機械がないと僕は歩くこともあまり出来なくて、病の進行も速くなる。
医療カプセルも機械も僕を拾ってくれた組織の人が僕の為に用意してくれたものだ。彼らはみんな優しくて、機械があれば少しだけど外に出れて皆と同じ様に歩けてそして与えられた任務もできる。
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