貴方と親子でいたかった義親子にならなかったゲタ水ルートの話
水木長生きルート。
このルートでは父母夫妻は復活する。
父は怨念のせいで全身腐ったりしたけど何とか一命を取り留め数年かけて復活。母は事切れて埋葬されたものの数年後墓場から這い出てきた。(流石に水木は腰を抜かした)
仕事の合間をぬって父の看病と鬼太郎の子育てをこなしながら生活してた。正直体が限界になるくらい。回復した👻夫婦は頭が上がらんくらい感謝しているが、水木自身は元々は人間のせいなのだから感謝されるのは筋違いだと思っている。
数年間は父母の代わりを務めたので水木に懐きまくっている鬼太郎。一時は本当の父親だと思われていたがその度に水木はお前の父ちゃんは別にいるんだぞと否定していた。
ようやく鬼太郎を任せても大丈夫なほど夫婦の身体が回復した時には、水木と鬼太郎は離れて暮らすことに。とは言ってもめちゃくちゃ近所なのですぐに会える距離ではある。
ほとんど会うことのなかった自分の父母に最初は戸惑うものの愛情深く穏やかな夫婦のもとでたくさん愛情を注がれすぐに打ち解ける。それでも今まで一緒に暮らしていた水木のことが懐かしく頻繁に会いたがったり一人で勝手に家を訪ねたりしてた。
一人で訪ねる度に水木は鬼太郎を叱った。
拒絶されたと感じて酷く傷つく鬼太郎。
水木は決して鬼太郎を嫌っているわけではなく、お前がいるのはここじゃないよと教えてあげているつもりだった。
鬼太郎が一人で水木の家を訪ねるのは嫌がるくせに、父と水木はよく互いの自宅で酒を飲んだりしていた。
友人なのだから家を訪ねたり飲んだりするのは当たり前なのだが、生まれる前のことを知らないばかりに父に水木を取られたと感じてしまう。
それが悔しくて小さい頃親代わりだった話をしようとするが「あの時は仕方なかったんだよ」と言う。仕方なく面倒を見たのではなく、両親が面倒を見られなかったのは仕方なかったと言う意味だが。
流石に鬼太郎も成長してくると、水木が「親代わり」から「ただの近所のおじさん」になろうとしていることに気づく。まあ水木は鬼太郎のこと大好だしとっても可愛いと思っているんだが。
親として手を伸ばせばこの人は僕から逃げていってしまうと気づいた鬼太郎。ここら辺から感情がめちゃくちゃ拗れていく。
水木を見つめる視線が尋常じゃないのでこの辺りから母にはバレる。
成長して高校生くらいになった鬼太郎。
思春期だし勉強やバイトで情緒不安定な時期に加えて、仲睦まじい自分の両親がたまに「そういう」雰囲気になる日があると感じ取っていた。
両親の仲が良いのは良いことだが子どもの立場としてはキツいものがある。
下宿でも探すか〜と思っていたが、水木が俺の家から通うか?と持ちかけてくる。その時水木が住んでいた家は高校に割と近く、下宿代も浮くし飯なら一緒に作れば手間じゃない。学費は父母が払うとして下宿代代わりに洗濯とか買い出しとか家事を少しやってくれればいいと言う。
降って湧いたような再びの家族暮らしに父は割と賛成するが、母の方は今息子と水木さんを一つ屋根の下に置いたら水木さんが危ないと思ってる。
長年想いを拗らせてしまい、子どもの頃あれほど望んだ一緒の暮らしなのにもう育ての親として水木を見られなくなってしまっている鬼太郎。そんなことも露ほど思っていない水木との共同生活が始まる……。
本当は親子になりたかったゲタ水の話。
このあとは予想通り同居中に〓が💧に夜這いをかけて襲います。