masasi9991 @masasi9991 妖怪ウォッチとFLOとRMXとSideMなど平和なのと燃えとエロと♡喘ぎとたまにグロとなんかよくわからないもの ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 425
masasi9991☆quiet followDONE本編が始まるちょっと前のデググラです ##デググラ 心臓の音「グランツ? グランツ? 大丈夫か!?」「う、わ、ああ……、大丈夫だ」「全然大丈夫じゃなさそうだ!」「いや、大丈夫、大丈夫なんだ」「だって今のおまえは何を言っているかぜんぜんわからないぞ」 そんなことはない。全然しっかりわかっている。と答えようとしたけど、さっきまで以上にろれつが回らなくなってしまった。 頭がくらくらする。視界もぐるぐる回っている。足にうまく力が入らなくて、自分の足なのに自分の足じゃないみたいだ。 なのに地面とのキスだけは免れている。なぜだ? 身体中が熱い。飲みすぎだ。「さすがに飲みすぎだ。しょうがない」「う」 もう返事はまともな声になってもいない。もっと前からそうだったかもしれない。胸が詰まって変な声が出る。「ゆっくり歩こう。家まで送るからな」「うん」 辺りがぼんやり明るい。ほとんど暗い。いつの間にか店の外だ。そしてキミに引きずられるようにして、どうにか歩いている。 そうだ、ほとんどキミに寄りかかって、歩いている。飲みすぎて倒れそうになったおれをキミが抱きかかえてくれて、それから。 身体中が熱いし、身体で触れているところも熱い。心臓の音がする。酒で早くなった自分の心臓の音か? いや、そうじゃなくて、寄りかかっているキミの胸から聞こえる心臓の音だ。「デグダス、すまない」 なんとかそれだけ声になった。キミが頷いたような気がする。申し訳なくて顔を見上げることができずに、寄りかかって項垂れて、そこがキミの胸板で、心臓の音が耳の奥まで響いてきて、また、身体と頭が熱くなる。「今日の飲み会は楽しかったなぁ」「ん」 思わず見上げると、大きく笑っているキミの横顔と二つの月が、眩しかった。「おまえが来てくれてうれしかった。他の採掘師の連中も、うれしかったろうな。それにおまえがたくさん笑ってくれていて、楽しかったぞ」「そんなに、笑っていたかな」 今は返事もままならないが、酔っ払った頭で、さっきまでの宴会のことを思い出す。笑っていたかどうか。まだ少し自信がない。 ただキミはおれを強く抱き寄せて、笑ってうなずき、そしておれの顔を覗き込んだ。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow masasi9991DONE虎牙が2人で練習してる道タケ漣コツコツ練習!「ほら、さっさとやれ。簡単なんだろ」 「ッ……たりまえだ! 最強大天才のオレ様にかかればンなのォ……」 威嚇している。コイツに似てるヤツを動画で見たことがある。初めて出会う犬や人間に威嚇をしている子猫だ。コイツは俺の手元の円城寺さんのぬいぐるみに向かって威嚇している。言ってることとは裏腹に。 「じ、じっとしてやがれ、らーめん屋」 「ぬいぐるみは元から動かねーって」 「うるせェ!」 ……でも、ちゃんとぬいぐるみの円城寺さんを本物の円城寺さんだと見立ててる、って認識はあるんだな、と勝手に感心した。確かに円城寺さんに向かって威嚇してるときと、同じ顔をしてる。本物だったら適当になだめてあしらわれて終わるところだが……。 2285 masasi9991DONE暑い日の道タケ漣氷で冷やしていただきます 帰ってくるなり二人揃って畳の上に転がった。 「暑い」 「アチィ」 と口々に唸っている。 確かに今日は暑い。こんな日差しの強い時間に駅から歩いて帰って来るのはさぞ大変だったはずだ。部屋にクーラーは利かせているけど、きっと暑さはなかなか引かないだろう。 グラスに氷と、よく冷えた麦茶のピッチャーをお盆に準備して居間に戻る。……まだ転がっている。二人とも、顔も身体も熱で真っ赤だ。 で、着てるものをそこら中に脱ぎ散らかしている。気持ちはわからなくもないが……。 正確に言うと下着を除いて全て脱いでしまってるのは漣の方で、タケルは辛うじて着てはいる。着てはいるがタンクトップの裾はまくり上げられて、腹も、胸も丸出しだ。 2099 masasi9991DONEプリンを作ってくれる道流さんの道タケ漣プリンの話□1 ソイツが円城寺さんの腕に噛みついた。円城寺さんは笑って「こらこら」なんて言って、ソイツの頭を押し返している。 「腹減った!」 「さっき昼飯食ったばっかりだろ?」 「……違う。メシじゃねーやつ」 まだ諦めずに膝の上に乗り上げて迫ってくるソイツの前に腕を翳して、円城寺さんは顔を庇っている。何故ならソイツが本命で狙っているのは円城寺さんの鼻先だからだ。……多分。よくそこに噛みついてるから。 「オマエ、さっきも『まだ』って言われただろ」 「もう充分待ってやったっつーの! さっさと食わせやがれ!」 「うーん、でもなぁ……ちょっと前に確認した感じだと、おやつの時間にも間に合わなそうだ。食えるのは晩飯の後だな」 「ハァ!?」 1856 masasi9991DONE道流さんの話をしてる虎牙の道タケ漣 980 masasi9991DONE事後にいちゃいちゃしてる道タケ漣 1139 masasi9991DONEいちゃいちゃしてるだけの道タケ漣何もしていなくても 困ったことに、何もしていなくてもかわいい。 二人とも床にコロンと転がって、先日師匠に資料として渡された雑誌を眺めている。 自分たちが掲載される予定の特集シリーズのページなんかはほぼチェック済みだ。いま二人が眺めているのは、自分たちの仕事とは直接の関係はないレシピのページ。うまそうだ、とかこっちがいいだとか、時々じゃれ合うように言い合いながらページを巡っている。 今度作ってやるためにも後でしっかりチェックさせてもらおう。それはそうとして、こうして何をしているわけでもない瞬間でも……雑誌を読んでいるだけの瞬間でも、タケルと漣がかわいくてしょうがない。 そう思っていると、いつのまにか自分の手元が緩んでいたらしい。開いていた資格本がパタンと音を立ててて閉じた。その音で二人揃ってこちらを向く。 1143