masasi9991 @masasi9991 妖怪ウォッチとFLOとRMXとSideMなど平和なのと燃えとエロと♡喘ぎとたまにグロとなんかよくわからないもの ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 413
masasi9991☆quiet followDONE土蜘蛛さんと小さい大ガマさん ##妖怪ウォッチ ぼうぜんと 座敷の真ん中に座布団も敷かずに座って、少しも動こうとしなかった。「おおい、つちぐも」 なんだか事情がありそうな雰囲気だが、そんなのおれの知ったことじゃない。おれは土蜘蛛に用がある。だからいつものように、天井裏の梁からその脳天向かって声をかけた。 が、やっぱり動こうともしない。 いんやほんとを言うと、ちょっと動いた。おれに呼ばれたのはちゃんと聞こえたらしく、その瞬間にぴくり、と。しかし返事をしない。腕組んだまま。上から見える白い額に、しかめっ面のシワが浮かんでいるのが見える。 ということは聞こえておきながら無視を決め込んでいるってえことだ。「つちぐも。おい、つちぐもってば」 何度呼んでも腕組みのまま。このやろう。「わかったよ。もういい」 おれは一人でへそを曲げて、梁をつたって屋根の上へ戻る。 と見せかけて。「それっ」 天井の端から勢いよくぴょんと跳んだ。じっとしていて隙だらけの、間抜けな後頭に狙いを付けて。 目にも留まらぬ蛙のするどい飛び蹴りを、そのどたまに食らわせてやる!「やめんか!」 ところがそれも読まれていて、土蜘蛛のやつ、ひょいと首を傾けてかわそうとする。 おれの飛び蹴りは畳の上へ……ってところが。「ぬあっ! お、おのれ! しまった!」 かわした直後に土蜘蛛のやろうは突然大慌て。どうしてかおれの首根っこを空中で掴もうとする。しかし蛙の蹴りは早業で、簡単に捕まったりはしねえ。避けられちまっているから、そのまんま床にぶつかるだけだが。 それでも土蜘蛛は慌てて手は出す、糸は出す、なんだかいつもと違ってぐちゃぐちゃにもつれた糸を。「なにをしやがる!」 絡め取られて首も掴まれ後ろに引っ張られ、どういうわけだか勢い付いて土蜘蛛まで一緒になって後ろ向きにごろんごろんと畳の上へ転がってしまう。土蜘蛛のやろう、自分の出した糸におれと一緒に絡まった。「はなせ! べとべとする!」「それはこちらの台詞だ! 何をしに来た!」「なにもかにも、いつでも勝負を挑んでこいと言ったのはてめえじゃねえか!」「ぬ……」「腕試しに付き合ってくれるって話だったじゃねえか。忘れっぽいな」「うぬ……言われてみれば確かにそのようなこともあったような……」「つまり土蜘蛛の虚を突いたからおれの勝ちだな?」 べとべとの糸を身体から引き離しながら、おれは座敷の上にぴょんと降り立った。まだ糸は絡まっていて、動きにくい。「待て待て」 畳の上に糸をなすりつけようとして転がっていたら、起き上がった土蜘蛛にまた捕まえられた。「そちらに行くでない」「なんだよ? そういえばあんた、何をぼうっとしていたんだ?」 座り直した土蜘蛛の膝の上に乗せられる。頭の上からなんだか情けないため息が聞こえた。「なんでもない。お主は、今日のところは黙って帰るがいい」「そう言われると帰りたくねぇな」 でふと、座敷の上を見回す。「ん?」 なにかが変だな、とぼんやり気付いた。しかし土蜘蛛の座敷はいつもみんな全部よくわからない。山や川とは様子が違う。だからなにがおかしいのか、すぐにはわからなかったが。「あ! ボーロがある!」 よく見ると畳の上に畳とおんなじ小麦色の、ボーロのかけらが転がっている。ボーロというのは、おれもよくはわからないが、ときどき土蜘蛛が食わせてくれる甘いお菓子の塊だ。たぶん土蜘蛛が好きなやつ。「これ、床に落ちたものを口に入れるな。はしたない」「でもいっぱい落ちてるじゃねえか」 畳の上にぽろぽろ落ちてるやつに手を伸ばそうとして咎められる。まだ糸もくっついてるし、土蜘蛛の膝の上に捕まえられているから、遠くまで手を伸ばせない。どうにかして手が届くやつを拾って、食いてぇんだけど。「落ちているのではなく、これは落とした……」 もごもごと何かを言って、またため息。最初にぼーっとして座敷の真ん中に座ってたときに戻ったらしい。 畳の上に転々とボーロは落ちていて、それを目で追うと最後に部屋の隅の文机が蹴っ飛ばされたのか蹴躓いたのかで傾いていて、そこに盆や茶碗やその中身まで一緒にひっくり返っている。 盆の上に乗せたまま食えばいいのに、土蜘蛛のやろうは変なことをしやがる。【了】Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow masasi9991DONE道タケ漣のキスの話二人ですること 今日のコイツは見るからに機嫌がいい。一体何があったんだ? ……どうせ、些細なことだろう。昼に食った円城寺さんの弁当が、ウマかったからとか。いや、円城寺さんの弁当は大抵ウマいけど、今日は俺とコイツの好きなおかずがたくさん入っていた。 そういうのだけで、あんだけ上機嫌になる単純なヤツ……は普段よりも文句は少な目、騒がしさは上で、円城寺さんの買い物にも付き合って荷物持ちをさせられ、円城寺さんのアパートに着いてからも食材や日用品の収納の手伝いのためにそう広くないアパート内をあちこち行き来していた。円城寺さんの後ろにくつついて。まるで飼い主の背後をちょこちょこと着いて回る犬みたいだ……と見てて思った。 「タケル、漣。午後からずっと家のこと手伝ってくれてありがとうな」 1704 masasi9991DONE膝枕したい道タケ漣デカくてやわらかい「いつも、してもらうばっかだろ」 「あん?」 「お返しにこっちからできねぇかって話だ。……オマエはそんなこと考えねーか」 「らーめん屋がやりてーっつーからやらせてやってるだけだ。オレ様はカンダイだからなァ……その、ヒザマクラっつーやつも」 「そうか」 畳に胡座かいて座ってるチビがオレ様を見下ろしてフッと鼻で笑った。意味わかんねーからムカついてその喧嘩を買ってやろうかと思ったが、メンドクセえ。寝転がったままチビの言ってたことを考える。 ヒザマクラ? ヒザっつーか、太ももをマクラにするやつ。よくらーめん屋がやってる。 らーめん屋の太ももは枕としてはそれなりに悪くない。らーめん屋の暑苦しい体温も寝るのにはちょうどいいし、頭や背中を撫でてくる手がそこにあるのもいい。つまりらーめん屋が勝手にやってりゃいいんだ、そういうのは。 2159 masasi9991DONEおやすみの前の道タケ漣一番いい場所「しまった。あれを忘れてた」 さあ電気を消して寝ようか、という瞬間に急に思い出して布団を出た。タケルが「え」と呟いた。漣は、「ハァ?」だって。二人ほとんど同時に。 あれ、っていうのはあれだ。大した用事じゃない。しかし寝る前に片付けておかないと、明日朝起きてからだと……。ともかく大したことじゃない。布団を出て、台所に立ってやり残したことをすべて片付けた。ものの十分ぐらいだ。それでも罪悪感をたっぷり抱えて、再び寝室に戻った。 だってさっきの二人の一言、寂しそうだったじゃないか。まあ、一言というか一声、たったそれだけだったし、寂しいったって別にドアを挟んですぐそこにいるんだし、そもそも自分の自惚れが大げさに感じさせているというのは大いに否めないが、あの反応がかわいくてたまらなくて。 1347 masasi9991DONEお昼寝する道タケ漣うたたね とん、と寄りかかってきた円城寺さんの重みと熱と、すぐ近くに聞こえる規則正しい寝息。それから心臓の音……は、俺のか、円城寺さんのものか、どっちかわかんねぇ。ドキドキする。それと向こう側で不貞腐れてるヤツの、横顔。 優越感――思わず口元が緩んだ。とはいえ、横目で円城寺さんとソイツを眺めながら、胸ん中に浮かんできたのはそれだけじゃないって気もしてる。 ソイツが子供っぽく尖らせた唇の、薄いピンク色に少しだけ見とれた。 「静かにしてろよ」 小声で呟く。が、思ったより自分の声が部屋ん中響いた気がして、慌てて円城寺さんの顔を覗き込んだ。……大丈夫だ、起こしちゃいねぇ。俺の肩を枕にして、円城寺さんはすっかり眠ったままだ。 1366 masasi9991DONE寒い朝の道タケ漣冬の朝のいたずら 小柄な二人の背中が、ちゃぶ台の前で小さく丸まって座っている。喧嘩は一時中止らしく、寒い寒いと口を揃えて不満を漏らしつつ顔を洗って部屋に戻ってきていた。 二人とも、この間自分が買ってきた青と赤の半纏をそれぞれ羽織ってくれている。分厚くて温かいそれで着ぶくれした後ろ姿はまるでハムスターや兎のような小動物が寄り添っているかに見えて、思わず口元が緩んだ。買ってきたときは二人とも微妙そうな顔をしていたけど、やっぱりよく似合っているし、こんな寒い朝にはぴったりだ。 「洗面所、そんなに寒かったか? まあ飯を食ったら温まるさ」 「洗面所も、この部屋も寒い……」 「らーめん屋、自分の家なのに寒いかどうかもわかんねーのかよ」 1540 masasi9991DONE夜の道タケ漣風景 五 隣でもぞもぞと動く気配がして、目が覚める。まだ、夜中だ。部屋は真っ暗だけど、気配と体温で動いているのはタケルだとわかる。 ふと身体を起こしたタケルは、トイレにでも行くのだろうか……。半ば夢のようにぼんやりとそんなことを考えていると、起き上がったタケルがこっちを向いていることに気がついた。それから、すぐに布団の中へ戻ってきた。さっき起きたときと同じところへ。……と思ったけどどうやら違う。自分が目を覚ましたときより、ぽっと暖かくなった。タケルの体温だ。 一度起き上がったタケルがこちらに寄りかかってきて、頬を自分の胸のあたりに押し当てている。心地いい重さだ。顔を覗き込むと、すっかり眠っているらしかった。うつ伏せ気味の背中も穏やかに上下している。きっとさっき起き上がったときも、寝ぼけていたのだろう。 1280 recommended works 102CAN’T MAKE途中でふいに、いきどまってしまった。それは妖怪のせい?#妖怪ウォッチ#シャドーサイド 7 grass1jackPAST 4 mdtnPAST2016.01 エンマぷにぃぃぃぃぃぃ(当時未実装) 102DOODLE #妖怪ウォッチ うろ覚え黒い妖怪ウォッチに衝撃受けた記念。 2 tukikagematariDOODLE休憩がてらドエスちゃん HNガッチャさんDOODLE 58 めいみDOODLE 絵溜めめDOODLEモテモテ〜ヌス tukikagematariPROGRESSフォロワさんの影響で書きたくなったイカさま士と雪女の話(CPではない)しかし刀バトル物にしたかったが刀持ってない!!…ネタ再構築中