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    masasi9991

    @masasi9991

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    masasi9991

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    お酒を飲んでいるデググラ

    ##デググラ

    仕事の後の麦ジュース ずっしりと重たいジョッキは氷のように冷やされていて、表面に真っ白な霜が付いている。取っ手を握ると冷たくて重い、ちょっと痛いぐらいに。そいつを持ち上げてぐっと傾け、キンキンに冷えた中身を胃に流し込む。胃の中から全身へ、一気に冷たさが駆け抜ける。
    「ぷはっ」
     デカいジョッキの一杯を息を止めて飲み干した。一日の疲れでくたくたになった身体がしゃんとなる。
    「いい飲みっぷりだ」
     隣の席でデグダスがにこにこと笑っている。その前にも大きなジョッキが運ばれてきた。
     店のあちこちに吊るされたランプのオレンジ色が、ジョッキの白い表面に、中身の琥珀色に、それにキミの瞳にも写り込んでチラチラ揺れている。
    「だが飲み過ぎちゃいけないぞ。疲れていると酔いも回りやすい」
    「わかってるさ。キミも飲もうぜ」
    「うむ」
     キミもジョッキを手にとって、ぐぐっと勢いよく傾ける。おれが注文した麦ジュースと同じサイズのハズなんだが、キミが持っているとむしろ物足りないように見える。
     流し込んで飲み干すのも、ほんの一口分程度にしか思えない豪快さ。
     冷えた麦ジュースがほとんど一瞬でなくなってしまう。キミの喉仏が大きく動き、その首筋にも、額やこめかみにも汗が薄っすらと滲んでいる。
    「……ふぅっ」
     一杯を飲み干して、実に満足そうな深呼吸。それもセクシーだ。
     こんな小さなジョッキ一杯分じゃ、あっという間で物足りないな。
    「んん? どうした? やっぱりフラフラしてるんじゃないか?」
    「くらくらしてるんだ」
     あまりにも真剣に見つめすぎていたのかも。キミは不思議そうにおれの顔を覗き込み、額を撫でる。冷たいジョッキを握ったせいで、キミの手のひらは濡れている。冷たくて熱くて気持ちいい。
     これは二杯目が待ち遠しいな。
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