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    masasi9991

    @masasi9991

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    masasi9991

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    お昼寝をするデググラ

    ##デググラ

    連鎖的おひるね 1 食事を取ったらしっかり眠たくなってきた。
     今日の平原は天気がいい。ちょうどいい穏やかな風も吹いている。午前中の採掘で汗を流した身体もほどよくクールダウンできた。こんな午後はしばらくのんびり過ごしたい。モンスターたちでさえ木陰や川のほとりで昼寝をしている。
     そして、デグダスも。おれより先に昼の片付けを素早く済ませ、すでにお昼寝の姿勢に入っている。
     おれはどこで休もうか? そんなことを考える必要はない。デグダスの隣が一番、気持ちよさそうだ。
     なだらかな傾斜になったふかふかの草原にごろんと寝転がっている。デグダスの身体はデカくて、遠目に見たら大きな鉱床のように見えることもある。それを考えると、どういうわけだか顔がニヤけてしまう。笑うのはもちろんいいこと、なんだが……。
    「デグダス」
     顔を覗き込んで、そっと名前を呼んでみる。やっぱり、もうすっかり眠ってしまっているようだ。「お昼寝だ!」と元気よく宣言してから、何分も経っていないはずだが。
     寝相は大胆かつ正当な大の字だ。ちょっとやそっとじゃ起きそうにない。ということは、この腕を借りてもいいかな?
     枕にするには、デカすぎるけど、そんなことよりおれはキミのこの腕が好きだ。
    「お邪魔します。ふっ、はははっ」
     自分で言っておきながら、小さく吹き出してしまった。起こしてしまったら悪いから、それ以上の笑いは努力して飲み込んで、隣に忍び寄って腕の上に頭を置く。やはりキミの腕はデカい。だけど横向きに寝るのなら、なんとか。
     すやすや寝息を立てているキミの方を向いて、おれも昼寝をさせてもらおう。
    「デグダス、重たくないか?」
     起こしちゃいけない。だけどキミの名前を呼びたい。できるだけ小さな声で囁く。
     とにかく今日の平原は穏やかで、風の音と、キミのちょっとにぎやかな寝息しか聞こえない。
    「うーん……むにゃにゃ……あと十分……」
     起きてしまったか? そういうわけじゃ、なさそうだ。寝言の頬に、ほんの一瞬触れるだけのキスをさせてもらって、おれも昼寝に入ることにした。
     目を閉じると聞こえてくるのはほとんど全部、キミの寝息と鼓動の音だけだ。キスした頬はまだ少し熱くて、うっすらと汗ばんでいた。こうしてるととても暖かい。
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