【バカップルは日本を救う(仮)】ショップ袋に勝負下着を入れて真のところに置く臣。
「これ、置かせて」
「ン?何?プレゼント?」
嬉々として袋を開ける真。
「バッ!違う!それは──」
「~~~~~ッ!これ!エッチじゃん!」
恥ずかしがる臣と語彙力が消える真。
「この前、シたとき…パンツ消えただろ。だから替えの下着置いておこうって思って…」
「…………」
「オイ!聞いてンのか?」
「へ、あ~なるほどね。オッケー!ありがとうございます!!!」
「な、なんだよ…まあ、よろしく」
やっべーこれ見たことない下着だ!これオレがエロいって褒めたヤツじゃね?と替えの下着達とご対面してテンション爆上がりの真(ちゃんと隠すがエロ本と同じ隠しなので弟にすぐバレる)
***
※パンツ消失事件はバイク屋でセッしてしまったときに脱ぎ散らかしたパンツが見つからず、ノーパンでスカートを履く羽目になった事件(真は終始デレッデレして臣からビンタをもらった)
尊敬する人のバイク屋に行ったらフワフワのピンクの物体があったので何だコレ?と拾ってしまった少年I。
掴みながらずんずん進んで行くとソファーで黒髪ロングの女が毛布にくるまって寝ていてSクンに女が!?と驚いていると起き上がった女が裸で更にビックリした少年Iは物体Pを握りしめたまま逃走、そして店から物体Pが消失したことが真相。
うっかり持ってきちまったな、と思って物体を広げるとその正体を知る少年I。
どうすればいいか分からないので頭の良い友人の少年Kに相談する。
友人の相談に頭を抱えるが、正直に返すと友人がP泥棒と発覚してしまうので阻止するため…
「バレたら店を出禁になるんじゃないか?」
「それは嫌だ。返さねぇでおく」
「おい…嗅ぐなよ」
「何か変なニオイする」
「臭いってこと?」
「いや、わかンねぇけど……嗅いだことねぇニオイ」
「その女の人のニオイなんじゃねぇの」
「これが…女のニオイ…」
「だから嗅ぐなって!絵面ヤベーんだって!」
そのまま物体PはIの箪笥の中にある(ズボンのポッケに入れたまま洗われて追及されなかったラッキーボーイI)
なお、火事は小火で済んで姉弟は無事(もしかしたらヤンキーバカップルが影響しているかもしれない)
しかし少年Iの性癖は歪んだし少年Kの心労は増える。
***
真の部屋でお洒落で女の子に人気そうな袋とか怪しい!と少年暴君探偵団に速攻で暴かれるショップ袋。
中のエッチな下着にエロ本で見たことあるヤツ!と大はしゃぎの少年達。
「あっ!コレ家で見たことある!タケ姉のだ!」
無垢な少女が爆弾を投下する。
途端に目の前の下着が生々しくなった少年暴君探偵団。
「タケ姉…これ履いてンのか…」
これ以降、いつものお叱りを受けても──
(何でオレが……でもタケ姉あんなエッチな下着つけてるんだよな)。。
(今日は紐みたいな下着で怒ってるのかもしれない)。。
繊細な少年Hの心を救うエッチな下着。しかし未来でHの性癖がドエロい下着姿で罵られることに進化する。
そして少年暴君探偵団ではタケ姉の下着当てクイズが流行し、飛行機ブーン事件が消失する!ΩΩΩ<ナ、ナンダッテー
本人の知らぬ間に勝負下着(頑張って買ったエッチなヤツ)が周囲にバレている臣。
しかし、未来の惨劇を防いだことを誰も知ることはなかった……エロは偉大である。