真夏のご褒美その日ーオーブは暑かった。カガリの執務室のエアコンが壊れたのも言わずもがなだ。
朝、アスランが油断し切ってその部屋にやって来て、仰天して後ずさった。
開け放たれた窓辺から、風が入り込む。執務椅子に座って作業しているカガリは、生肌の上に下着と同じくらいのキャミソールと短パン姿という格好だった。
アスランは昔一度見た事があるが、いくらなんでも国の代表ともなった女性がする恰好ではない。思わず頬を染めて溜息をついた。
「カガリ・・・その恰好はどうかと思うぞ?」
「そうか?どうせ今日は重鎮しか来ないし大丈夫だろ?」
「そういう問題じゃなくてな!」
「どーゆー問題だ?」
きょとんとしているカガリに、アスランはどう説明しようか考える。
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