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    TT_Rex_Solo

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    追加の道旬です
    腐要素はありませんが…

    『温かい所なら…どこでも……???』[追加道門ver]

     温まれる所と言えば暖房が効いている建物の中に入ればいい。が、この後ゲートに入る予定なので、何処かで軽い運動で体を温めようと考え、黒い影の中に飲み込まれていく。
    行先は勿論決まっていた。



    マフラーを首に巻き、貧乏揺すりをしながら息が少しだけ荒い道門に、他の部署の人達はヒソヒソと話をしながら彼に触れないようにしていた。

    「道門、その貧乏揺すりを止めろ」

    「………はい」

    危うく上司を睨みそうになったが、息を吐いて、落ち着かせるようにしながら、両手を擦る。
    事務所なのにも関わらず、暖房は点けず皆淡々と仕事を熟している様子に道門は吐きそうになった。

    ついに我慢できずに事務所から出て行き、暖房が効いていそうな場所へと歩いていると、突然目の前から男が出てきた。

    「…………何でアンタがここにいんの」

    「温まりたいから」

    「は?帰れ」

    ぶるぶると震えながら旬の横を通り過ぎる。道門の腕を掴みその場に留まらせようとした。

    「離せ、僕は寒いんだ、違う部屋に行かせろ」

    「模擬戦がしたい」

    「勝手に一人でやってろ」

    と手を払おうにも、S級が掴む力は桁違いで、全く振り払えない。諦めて道門は旬の模擬戦とやらに参加するが犬飼に怒鳴られるまで残り二時間後……。
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    まえにし猿棚

    DOODLEイチャイチャ×ヒルビリー×都市伝説。アメリカのど田舎のお巡りさんコンビ、40代の自分をおじさんって言うタイプの先輩×20代のスカした後輩
    【スリーピング・デューティ】恐るるべき子供 知り合ってすぐの頃、と言うことはまだリグレーが高校生の頃だが、マルボロが写真集を貸してくれた事がある。
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     マルボロはリグレーが法定年齢に達するまで手を出さない代わり、色々な知識を授けてくれた。例えばモータウン・サウンドの素晴らしさとか、コミックが原作ではない映画の面白さとか。

     半世紀以上前に活躍したカメラマンの業績についても、学びの一環として教示しようとしたのだろう。当時のリグレーが知る女性のポートレイトといえば、スポーツ・イラストレイテッドに月替わりで掲載される裸体が関の山だった。どれだけページを繰っても、淑女達はビキニのトップスすら外そうとしない。と言うか、そもそも水着写真がない。この乙に澄ましてオートクチュールの服を身につける、鶴のように細い淑女達の一体何が良いのだろう。ショッピングモールまで車で3時間走らないと詣でられない田舎のティーンエイジャーがそう考えるのは、ある意味当然の話だった。
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