拝啓、創務省の皆様へこれを読んでいるということは、私は既に死んでいるということでしょう。
ようやく死ねます。ようやく死ねます。ようやく解放されます。創務省なんて入らなければよかった。私は正直、あなた達が憎くて仕方ありませんでした。逆恨みと思って頂いても結構。まあ、それでもいいと思っていますので。というか理解できないものなんじゃないですかね。いいですけど。
創作の健全なんてそれほどまでのことをして守らなければいけないものでしたか?
誰かを犠牲にしてまで守るべきものでした?
何か別のものを滅茶苦茶にしてまで守るべきものでした?
いいんですよ、創務省の皆様ってそれでいいんでしょう。そうやってそのまま生きていけばいいじゃないですか。
苦しいんですか?でも検閲も創作の健全を守ることも辞めないんですよね?なら勝手に苦しんでいてください。一生苦しんでいればいいと思います。そもそも直接じゃなくても人を傷つけることって苦しいものでしょう。ニジゲンは架空のキャラクターでも、ツクリテは人間ですから。
私の死が、少しでも貴方達に影を落としてくれたらそれ以上に嬉しいことはありません。
現実に検閲することなんて出来ませんよね?だって人の命は取り返しがつかないものですから。
これが私のハッピーエンドです。この死に方が私にとってのハッピーエンドでした。
だから、最後に。
こんな馬鹿げた死に方をするのが、私で最後でありますように。
心からお祈り申し上げます。
敬具
加々宮イタル