下位天使たちが通う学校。後のサティと「相棒」はそこで出会う。
サティは神の子であったため周りの天使達から一目置かれていたが、「相棒」はそれを気にすることなく交流していた。
「今日から貴方は13番目の天使長です。今後は名をサーティーンスと名乗るように。」
もう学校に行くことはなくなり、相棒と会う機会がぐんと減ってしまった
会えないのはどうにも落ち着かないので天使長の仕事も放りだして天界を練り歩く
「久しぶりだな、相棒!」
「わっキミ?!…いや、今はサーティーンス様でしたね」
「そんなかしこまらなくってもいいだろ。俺は下位天使だったあの頃と何も変わっちゃいねぇぞ」
「とはいえサーティーンス様、周りの天使たちの目もありますので…」
「天使長の俺様が良いっつってんだからいーの!つーかこの名前も長ったらしくてめんどくせぇ、いい感じの愛称考えてくれよ相棒」
「はは、まったくキミの強引なところは本当に変わってないね。そうだなぁ、サティなんてどう?」
そんなこんなで天使長の仕事もほどほどに過ごしていたある日、サティは別の天使長であるファーストに話しかけられる。
ーー月影の堕天使のシーズン文内容ーー
「言ったでしょう、いずれ罰が与えられると」
そう言うファーストが手に持っているそれは、紛れもなく相棒であった。体中から血が流れており、グッタリとしている。
ファーストが手を離すと、それは抵抗することもなくバタンと音を立てて落ちる。あぁ、もう、死んでいる。
「……おかしいだろ……!!」
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「えっと、はじめましてサーティーンくん。今日からキミのパートナーになったーーー」
「……相棒!?」
「えっなにが!?」