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    カエデ

    @yoyoyon777

    妄言
    夢と腐とごちゃごちゃある
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    カエデ

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    【夢】ミノル イカレ女とミノル

     恐らく、これは恋なんかではないと思う。『恋』なんていう可愛らしい言葉でコーティングをしても意味がないくらいの、グロテスクな感情。
     ただ一つ分かるのは、ミノルくんじゃないとダメだということだけ。他のどんな男も私の神経をここまでざらつかせ、震わせないと確信している。
     
     一目惚れだった。目があった瞬間に背骨を雷が駆けていくような。逃げなければと本能は訴えてくるのに、目が逸らせない。笑っているのにどこか壊れているような、そんな目。
     今思えば私もあの日、あの瞬間に壊れてしまったのかもしれない。
     
    「くたばれ」
     男が唾をミノルの顔に飛ばした。血が混じり赤く濁ったそれはたら、と重力に従い垂れ下がっていく。こんな唾一つではミノルの美しさや価値は微塵も下がりはしないが、一応やり返しておいた方がいいんだろうかと、地面に転がされた男の股間を思い切りヒールで踏み付けてやる。
    「おい」
    「あ、やりすぎちゃった?」
     男はめちゃくちゃな悲鳴をあげながらのたうち回った。ドスのきいた声で咎められるので、怒らないでとミノルの腕に引っ付く。そんな私を振り切って痙攣して泡をふく男の口に指を突っ込み「おい、舌噛むなよ」なんて言いながら舌を確保するミノルくん。筋張った太い指が男の舌と絡んで、歯が指に食い込んで、ねちゃ、唾液が糸を引き、私は羨ましいなんて思ってしまった。
    「金的はやめろ」
    「は~い」
     男は落ち着いたのか、かひゅ、かひゅ、なんて情けない呼吸を繰り返しながら私を物凄い顔で睨みつけてきていた。
    「ミノルくん」
    「ん?」
     こっちに首を傾けてきたミノルくんの頬を、べろぉ、と舐めあげて放置されたままの唾を拭い取った。薄らとした鉄の味が広がる。
    「ちょっと、なんで唾吐きかけられた時より嫌な顔してんの!?」
    「……半分と話してくる、見てろ」
     訝しげに眉を顰めるミノルくんは袖で頬を拭い、部屋から出ていってしまった。
     
    「イ、イカれ女」
     不貞腐れながら閉じられた扉を蹴っ飛ばすと背中に震えた声がぶつけられた。振り返って、地面にイモムシみたいにころがる男を見下す。
    「イカれてる」
     繰り返される罵倒にふっ、と、思わず笑ってしまう。
    「だから?」
     自分がミノルくんのせいで気狂いになっていることなど、とっくに自覚している。
     己が狂人だと分かっていない者よりも、しっかりと自分がルールから、理から、社会から外れているという自認がある私のほうがよっぽどまともな筈だ。
    「お前もあの男も、地獄におちろ」
    「いいね、ミノルくんとなら喜んで」
     皮肉のつもりで言ったであろう呪いの言葉に思わず歓喜した。ミノルくんがいるならばそれだけでそこは私にとって史上の場所となる。
     あの甘美で、危険な、毒のような男なしではいけない身体にとっては、一人の天国よりも二人の地獄の方がよっぽど愛おしいのだ。
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    POI10708804

    DOODLE当心了!当心了!当心了!当心被雷死,博主超爱写雷文的。有点G向,本文内含女褪色者,蛇妖梅瑟莫,正宗封建余孽,算GB但是褪色者没有男性生殖器(心虚)。有指奸、人蛇、大母蛇榨汁、蛇吃人等等描写,不能看赶紧跑。还有个很大的雷点是梅瑟莫先动心的(居然)。看了预警就不能骂我了!看了预警就不能骂我了!看了预警就不能骂我了!看的话可以自动带入白蛇传的地理背景。如果真雷到你的话跟你说声不好意思。
    《新梅娘子传奇》海边的秋天总是短暂的,几场雨一下就没了,梅瑟莫盘踞在塔顶,风刮过他的鳞片。正因这股疾风骤雨,他在褪色者踏进院子的刹那才闻到她的气息。梅瑟莫化成本体爬下塔去,熟悉的气味让他的记忆清晰起来,他想起一个久违的称呼,褪色者从第一次见面起的称呼:梅蛇。



    冬天下着薄薄的一层雪,落在人身上顷刻就化成水,地上积不起来雪,只会变得更加泥泞难行,褪色者就是踩着这条路上山的。山不算高,但褪色者衣衫单薄,冻的受不了,打算在半山腰支火。她是逃婚来的,据养父母说她爹娘全死了,死在横行的妖兽口下,只剩她一个人在她娘尸体边坐着,被他们捡回来才活命,叫做褪生。又过了七八年,在她稍懂些事后村里人又同她说养父母占了她爹娘的房和地云云。等到褪色者十六岁,养父母迫不及待把她嫁出去。现在的世道艰难,她理解养父母,于是乖乖穿了喜服上路。岂料半道遇见吃人的妖,妖怪指名要吃新娘子,褪生不愿被吃,就抄起同心结把妖勒死,这之后夫家说什么也不肯再娶她,她就这样上了山。
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