セキセ 小説諸々アカウントにしました‼️自創作の設定などは、また別の場所でまとめておきたいと思います!ifカプの官能小説や創作の二次創作もあります。18禁絵もあります。ごめんな! ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 11
ALL 手帖と青年 セキセSPOILER須瓦兄弟の本当の目(カラーにしました)賢一の方、想像してたように上手く塗れなかった!ま、想像で見てください〜!パスワードのヒント兄弟が幼少期に住んでた中国の場所 ローマ字で(ヘボン式じゃないよ) 2 セキセSPOILER代理創作にある、少し暗めな公式設定を元にした小説です。赤瀬が縊死しているところを、賢一に見つかる一時の場面。⚠️首吊り描写救い本屋の空気は、いつもと変わらなかった。 賢一はレジの上で帳簿をめくり、静かにペンを走らせていた。天井の古い照明が、かすかにチリチリと音を立てている。 しかし、ふと――その音の合間に、なにかが胸に触れた。 感覚。 妙な静けさ。耳に残る余白のような、そんな落ち着かない感覚。 「……」 賢一はペンを置いた。 背筋を、冷たい何かが撫でていったようだった。思考よりも先に、身体が反応していた。カウンターを出て、急いで、どこか重い足取りで、外階段へと向かう。 ――赤瀬クン。 呼び名だけが胸に浮かぶ。何があるとわかったわけじゃない。 ただ。 分かってしまった。 あの部屋に何かが起こっている。 どこかおかしい。 そう、胸の奥の感覚が叫んでいた。 2528 セキセDONE代理創作の本編小説、第三章です。第四章で完結予定。想いは手帖から第三章 手帖 「お父様の顔、今でも覚えてる。ずっと泣いてたわ…。親孝行も出来ずに死んじゃった」とチヨはポロポロと今度は涙を流した。 赤瀬はチヨの涙を拭うように、どこからかハンカチを取りだしチヨの涙を拭った。 「あ…ありがとう…」と彼女は答え、なんとか涙をこらえるように、えづきながらそれでも息を整えた。 赤瀬は「辛かったね」と話した。 どこからか、冷たい風が吹いてきた。 なんとか涙は枯れて、チヨは泣き止んだ。静かなホームが赤瀬とチヨを包み込む。 しばらくして赤瀬は、考え込んだ。頭の混乱を何とか落ち着かせつつ、彼はとにかく考えた。 海どころじゃなくなった。 …………彼は今はもう、手元のノートのことで頭がいっぱいだった。 3273 セキセSPOILER代理創作の小説、第二章です。ノートの正体が一応分かります。想いは手帖から第二章 巡り合わせ 人間の存在を確認できたからなのか、ホームの電気が、チカチカチカっと奥から奥からどんどん点いた。 「おかしなこともあるもんだね」とノートに話した彼は、ふと後ろを見た。 さっきの音が嘘かのような、事故なんて起きてませんよと、そんな何事も無かったような済ました表情で電車は止まっていた。 彼は唖然とした。 すぐ口を開け、「はー誰かが僕を騙したんだな…!よかったな!僕が人間で!ほんと、こっちは驚いたんだぞ!」と彼はわざとらしくも、電車に当たるような口調で言った。 『驚いた? そのわりに 落ち着いてたよ』とノートは赤瀬に話しかけた。 彼は笑い、「いやいや、心の中では驚いてたんだよ?人間誰しも予想しないことがあると、驚くだろ?それと一緒さ」と答えた。 3202 セキセDONE代理創作の本編小説です。第一章から順次公開します。第四章はまだ未完成なので、第三章まで公開しています。長編の小説は書いたことがないので、駄文かもしれません。申し訳ない。想いは手帖から第一章 誘い 「やっと書けた…やっぱり科学は難しいな」 目の前に置いてある論文を手に取り、赤瀬は顔をしかめた。 「論述するのに数値は証拠になる……数値で書くのは幾分それだけで証明になって楽なのに、科学が絡むとここまで書くのがめんどくさいんだな……」 書くのに一ヶ月近くかかった彼は、費やした時間の言い訳に独り言を言った。 彼の相棒であるノートは、ずっと彼の隣で彼が神経を擦り減らしながら書いてたのをずっと見ていた。 「君は僕がどれだけ部屋に籠ってても笑ってくれるね」と青年はノートをパラパラと捲りながら言った。 青年の名は「赤瀬」 特にこれといった特技は無いが、論文やエッセイ、小説などの読み書きが随分得意で、フリーランスの研究者だ。 1830 1