つい弄りたくなるその背中「あぁ…今日は一段と疲れた…」
「お疲れミナト」
一日の仕事終わり、ミナトは時々タンク街にある俺の個室に来る。が、来る時は大抵、疲れが溜まっている時や、少し機嫌が悪い時だ。
ようするに、俺に甘えに来たい時だな…本人はそういった素振りは見せないようにしているようだが、コイツは案外分かりやすい。
今日は大きなイベントがあった日だ。司令官の役目も多かったんだろう…
ソファに座って手で首を押さえながら、ミナトは首を捻った。
「しかし人の身体と言うのは本当に不便だな…立ちっぱなしだと肩がこる…オキソンや油をさせば治る訳でもないしな…」
「そればかりはな、そもそも素体はそう言う刺激も楽しむものだろ」
「俺は遊びじゃなくて仕事なんだがな…」
2020