ベガのような眩しい君とピコン
星が見え始めるような、そんな時間、何の前触れもなくスマホが鳴った。
こんな時間に誰だろうとスマホの表示を見ると意外な人からの連絡
「お散歩行きませんか。」
(どういうお誘い...?)とは思うものの暇なので「いいよ」とメッセージを送った。
既読が着いてからすぐに「お家の前で待ってます」と返信が来る
(お隣なんだからそんな外で待たなくていいのに...)
なるべく急ぎめで準備を済ませ、扉を開けると、メッセージ通りに家の前には背の高い男がスマホを弄りながら立っていた
「あっ...○○さん、すいません...急に誘っちゃって...」
自分から誘ったくせに、おどおどとしていてどこかよそよそしい。
でも最初の時ことを考えれば結構喋ってくれるようにはなったものだ...
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