【創作】とあるハンターについて【第三者視点】■27. ギルド直属の華やかなハンター
「アハハッ!まさか遅刻してくるなんて思わなかったわ!船の出発をわざわざ遅らせるなんて、前代未聞よ!前代未聞!!あのボーヤ、一体何者?推薦組とは聞いているけど、なんでそんな優遇されているワケ?というか任務が長引いて遅れたってオトモが言っていたけど、本当かな~?ああいうタイプ、アタシはニガテ。自分勝手でさあ、ヘーキでグループのチョーワを乱すのはどうかと思うんだよね~!なによ?シゴクマットーなこと言っているでしょ?推薦組だかなんだか知らないけど、ギルドが一人のハンターにそんな甘くていいワケ~?」
■28. ギルド直属の風変りなハンター
「ハァ……イヤイヤイヤ……彼には参りましたネェ、ホントに。……っと、口に出ていましたカ?これは失礼。ナァニ、ちょっとした仕事の愚痴ですヨ。ヌフフ……船旅はまだ始まったばかり。ここでお会いしたのもナニかの『エン』というものデス。よろしければ、ワタクシの話に少しばかりお付き合い願いますカ?ええ、デハ。お言葉に甘えて」
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