今も昔も突然にああ、疲れた。自分が情けなすぎる。全てを消し去るためにふらりと出かけた繁華街。普段は行かない夜なのに明るすぎる世界に目を細めながらお酒という大人の武器を使って自分の情けなさを流し込んでしまおうと思いいながら、そんなものに頼るしかないなんてという気持ちに責められる。なにをしてもダメな日はあるかと酔った頭で考え家に帰ることにした。
「あーもうダメだー。推し!必要なのは推しだな。」
酔っ払っているのをいいことに思ったこと全部口に出して歩いて自宅までの道のりを歩いていた。いつも通りの帰り道。特に何事もなく家について推しに囲まれようと思っていたところだった私の歩みを止めたのは少し高めの男の子の声だった。
「媒人さん...」
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