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    No.5

    No.5(ふぁいぶ)と申します。
    腐向けの作品が多いです。お気を付けください……!

    twst:トレジェイ
    dkmn:宗雨

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    No.5

    DONEユニーク魔法により、24時間ジェイドのことを弟だと思うようになってしまったトレイ。
    今まで関わり合いがそれほど多くなかった2人だったが、超ブラコンなトレイと過ごす中でジェイドの気持ちに少しずつ変化が現れ――……

    ※トレイが黒いので、地雷の方はお気を付けください。ストーリーの開始時点では、ジェイドはトレイのことを好きではありません。(メリバ寄りのハッピーエンドです。)
    僕はお兄ちゃん大好きドジっ子キャラに設定されたそうです【トレジェイ】 今日は何か面白いことが起こる気がする。
     朝、隣に並んで歩くフロイドとアズールを見て、ジェイドの頭の中にはふとそんなことがよぎった。特に理由は無かったが、野生の勘というものだ。
     フロイドの勘はかなり当たるけれど、僕の勘もそこそこ当たる……
     そんなことを考えていた矢先、それを現実に変えるかのような、焦った声が聞こえてきた。

    「ジェイド!ちょっと良いかい!」

     その呼びかけに振り向くと、そこには声と同じく表情も焦っているリドルがいた。ぜぇぜぇ、と息を切らせながら立っている。
     笑ってはいけない場面だと分かりつつも、普段あまり見ないリドルの姿にクスッと短い笑いが漏れてしまう。そして、それを隠すように、「おや、リドルさんがそんなに慌てているとは珍しいですね」と発した。
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    No.5

    DONE好きな相手のことを1日だけ忘れてしまうという魔法が発動し、トレイが自分を好いていることを知ったジェイド。その後、1日たっても思い出せないと相談され――……

    ※トレイが黒いので、地雷の方はお気を付けください。ストーリーの開始時点では、ジェイドはトレイのことを好きではありません。(メリバ寄りのハピエンです。)
    「ジェイドのことを知りたければ何でも聞いてくださいね。」【トレジェイ】 3年生の全体授業で大変なことがあったらしいという噂はすぐに学園中を回った。

    「……こんな馬鹿らしいことで、会議に呼ばれるとは……」

     隣を歩くアズールがそう言い、ため息をついた。
     そう、この噂……否、噂ではない。アズールに憂鬱な顔をさせている一件で、寮長と副寮長が集められて会議が開かれるという事態が起こっていた。

    「でも、全員がかかったのであれば、たしかに大変なことかと……」
    「好きな相手のことが分からなくなる、ということがですか?」

     アズールは、呆れたようにそう言うと、額を押さえる。
     今回の一件は、3年生のあるクラスの授業でやっていた珍しい詠唱魔法の成功が、偶然別のクラスが作っていた魔法薬の完成と重なってしまい、変な融合をしてしまったことで発生したらしい。しかも、その融合した魔法の威力が大きかったようで、3年生だけではなくこの学園全体にかかってしまったと聞いている。
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    No.5

    DONEお見合いをすることになった雨竜。
    全く気乗りがしない雨竜であったが、そんな雨竜の気持ちとは裏腹にお見合いはどんどん進んでいき――……

    dkmnBL限定WEBオンリー「Kaleido Masquerade」で先行公開していました宗雨のおはなしです。
    ※ストーリー第2部までのネタバレがありますのでお気を付けください。
    ※モブ(女)がかなりでしゃばります。
    俺がしているのは、お前の好きな人の話だが。【宗雨】「マズい……」

     雨竜はそんなことを呟き歩みを速くするも、もう取り返しがつかないことは分かっていた。
     これは、僕自身が選択したことだ……
     でも冷静に判断したとは言い難い。その場の流れからの咄嗟の判断だった。

    「どうしよう……」

     後々のことを考えると、とめどなく冷や汗が流れてくる。しかし……今はひとまず現状の問題をどうにかしなければならなかった。
     雨竜が後ろを確認すると、自分を追いかけてきている派手な化粧をした和服の女性が視界に入る。

    「っ……うわっ!」

     突然進行方向に現れた影にぶつかってしまい、雨竜が「すみません!」と謝って顔を上げた。そこにいた知っている顔に、雨竜は青くなっていく。
     今考えると商業地区にいたのだから会っても不思議ではないと思うが、この時はとにかく焦っていて、頭が全然働いていなかったのだ。
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