麻チョコ小説優等生なのは下心があるからです、センセイ
(お題箱 お題ガチャ「cp向けお題」より)
年齢操作を含みます。苦手な方はお避けください。
「明後日の試験、頑張ってね。応援してるから」
生徒会の皆が帰った後も、おれは一人生徒会室で自分の作業をしていた。するとコンコンとドアを叩く音。どうぞと声をかけたらドアを静かに開けたのはおれの担任の黒鳥先生。黒鳥先生はその名の通り、黒髪が似合う落ち着いた女性で、おれにとってはチョコのように甘くて苦い人だ。そう、つまりは先生に片想い中である。優しく接してくれる先生が好きで、毎日顔を合わせられるのがすごく嬉しい。でも、生徒と先生という立場上この想いを隠さなきゃいけないのは苦しい。
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