日記【7月20日】
中等部3年アメトリンの寮室の清掃が完了した。 大量のターコイズ(ユナ)の血液が壁、床に付着していた。まさに地獄絵図だった。
昔から親交のあるフローライト、スピネルに事件について情報を聞き出したがフローライトは怒りと喪失感が混ざった表情をして何も答えなかった。スピネルは小さく「答えたくないです」と呟いた。
問題のアメトリンは何を聞いても「僕の切り替える蛾はどこですか、友達なんですけど」
「怖いな、僕は何をしていたんだっけ?恐怖かな」などの意味不明で支離滅裂の発言をしていた。明日精神鑑定を大病院で行う。
【7月21日】
とても暑い夏日だったがアメトリンを大病院に連れて行った。安全を確保するため車で移動した。助手席に乗ったアメトリンは誰かと対話をしていた。血が出るくらいずっと腕を掻きむしっていたため注意をした。
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