ある植物の記録その昔、
生物の研究を専門とするハイラルの姫がいた。
野外調査で見つけた、綿のような植物を前に困惑する。『文献では "ウサギノオ" という名前だが、ウサギという生き物を見たことがない』と姫は言う。
近くにいた近衛の騎士は
その植物を見て呟いた。
『稀に見る、ウサギのような姿をしたルミーという生き物の尻尾に似ている』と。
それを聞いた姫は騎士の話をひどく気に入り、以降、その植物を楽しげに "ルミーの尾"と呼ぶようになったという。
この話はハイラル全土に伝わり、
今では皆ルミーノオと呼び親しみ深い草花となった。
………
…みたいな何でもない余生を送ってほしい。
※全部捏造
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